※本記事は広告・PRを含みます。2026年9月26日〜10月1日に確認した情報をもとに作成しています。
メモリ株に興味はあるけれど、1社に賭けるのは怖い。そこで半導体ETFを調べ始めると、SMH・SOXX・DRAMと似た名前が並び、経費率の小数点を見比べているうちに手が止まってしまいます。
先に結論をお伝えします。選ぶ基準は、経費率より先に「中身のうちメモリが何割か」です。経費率・純資産・中身は、各ETFの運用会社の公式ページで確かめ直しました。まずは下の「この記事の答え」だけでも、選ぶ手がかりにしてみてください。
この記事の答え
半導体全体に乗るならSMHかSOXX、メモリに絞るなら、主なものはDRAM・DISK(米国)か9月30日上場の639A(東証)です。
- 半導体ETFのメモリ株は約2〜10%(SMH 9.39%・XSD 2.39%、9月29日)。メモリ特化のDRAMと639Aは上位3社(マイクロン・サムスン・SKハイニックス)で約7割
- DRAMのNISA成長投資枠は証券会社で分かれる(SBI証券は対象、楽天証券は対象外、松井証券は印なし)。639Aも野村アセットの公式ページで対象と表示
- 米国ETFではSOXQ 0.19%が最安、メモリ特化はDRAM 0.65%・DISK 0.75%・639A 0.605%
米国上場の半導体・メモリETFを比べる
まずは米国上場の5本です。数字は運用会社の公式ページで確かめ、日付をそろえられないものは時点を書いています。メモリの比率がまったく違う点に、注目してみてください。
| ETF | 経費率 | 純資産 | 銘柄数 | メモリ株の組入れ |
|---|---|---|---|---|
| SMH(VanEck) | 0.35% | 748.2億ドル(9/29) | 25 | マイクロン4.92%・SKハイニックス4.47%(9/29) |
| SOXX(iShares) | 0.33% | 481億ドル(9/29) | 30 | マイクロン8.54%で1位(6/30) |
| SOXQ(Invesco) | 0.19% | 公式で確認できず | 30 | マイクロン8.65%(6/30) |
| XSD(State Street) | 0.35% | 31.1億ドル(9/29) | 48 | マイクロン2.39%(9/29・均等に近い配分) |
| DRAM(Roundhill) | 0.65% | 261億ドル(6/30時点の資料) | 17 | マイクロン25.81%・サムスン25.04%・SKハイニックス23.99%(6/30) |
出典:各運用会社の公式ページ・ファクトシート・保有銘柄ファイル(2026年10月1日確認。SOXQは9月26日確認、DRAMの純資産と組入比率は6月30日時点の資料)。VanEck/iShares/Invesco/State Street/Roundhill。SOXXは経費率を公式ページの目論見書記載値で表示しています。
SMHは9月29日時点でNVIDIAが19.30%と最大です。SOXXとSOXQは連動する指数が別(NYSE半導体指数とPHLX半導体指数)ですが、どちらも30銘柄でマイクロンが上位に入ります。
表の5本のほかにも、メモリ特化のETFはあります。主なものはTema Memory ETF(DISK)で、経費率0.75%、2026年6月29日に運用を始めたアクティブ型(運用会社が銘柄を選ぶ型)です。上位はSandisk 18.98%・キオクシア16.37%・SKハイニックス15.75%(9月29日)で、NAND(フラッシュメモリ)寄りの中身です(Tema ETFs 公式)。松井証券・SBI証券の米国ETF一覧に載っていますが、どちらもNISA成長投資枠の対象の印はありません。米国にはほかにもメモリ関連のETF(AHBM・HBMX・DRMPなど)があり、松井証券の米国株一覧にも載っています(2026年9月26日確認)。
日本上場なら円で少額から買える
東証のETFなら、円のまま、国内株と同じ操作で買えます。9月30日には、メモリ関連企業だけに投資する639Aが東証に上場しました。
| ETF(コード) | 信託報酬(税込) | 純資産 | 中身 | NISA成長投資枠 |
|---|---|---|---|---|
| グローバルX 半導体(2243) | 0.4125% | 399.96億円(9/30) | SOX指数(円換算)に連動。マイクロン8.47%(8/31) | 対象(公式表示) |
| NF・日経半導体(200A) | 0.165% | 1,342.1億円(9/30) | 東証上場の半導体関連30社 | 対象(公式表示) |
| NF・グローバルメモリ(639A) | 0.605%以内 | 3.0億円(9/30) | メモリ関連の時価総額上位20社。1銘柄25%上限 | 対象(公式表示) |
出典:Global X Japan 2243/NEXT FUNDS 200A/NEXT FUNDS 639A・JPX 639A概要(JPXの概要は2026年9月26日、そのほかは9月30日確認)。2243のマイクロン比率は運用会社の月次レポート(2026年8月31日時点)の値です。
2243は1口4,673円、200Aは1口4,515円、639Aは10口2,017円から買えます(いずれも9月30日の終値から。Yahoo!ファイナンス・日本経済新聞で確認)。639Aは上場したばかりで、純資産はまだ小さいETFです。東証ETFの銘柄コードをもっと広く見たい方は、メモリ半導体ETFの銘柄コード一覧【2026年9月】日本から買える主な8銘柄の比較とNISAの対象も確認にまとめています。
東証のETFは国内株の口座で買えます。日本株とまとめて持つなら、国内株の取引に強い松井証券が合います。
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メモリの割合で見ると、選び方がはっきりする
「メモリ株に投資したい」と思って半導体ETFを買っても、中身の大半はNVIDIAや装置メーカーです。SMHでメモリ株(マイクロンとSKハイニックス)は合計9.39%でした(9月29日)。

| ETF | メモリ株の割合(公式資料から) | 時点 |
|---|---|---|
| XSD | マイクロン2.39% | 9月29日 |
| 2243 | マイクロン8.47% | 8月31日(月次レポート) |
| SOXX/SOXQ | マイクロン8.54%/8.65% | 6月30日 |
| SMH | マイクロン+SKハイニックス 9.39% | 9月29日 |
| 639A(対象指数) | 上位3社で約7割 | 2026年6月末時点(野村アセットマネジメント) |
| DRAM | 上位3社で74.84% | 6月30日 |
一方、DRAMは、上位3社だけで約75%です(6月30日)。639Aの対象指数も、上位3社で約7割です(2026年6月末時点・野村アセットマネジメント)。DRAMと639Aは、3社の株価とほぼ同じように動くと考えておくのが安全です。3社の違いは、サムスン・SKハイニックス・マイクロン比較|決算とHBM【2026年9月】で整理しています。
DRAMとSOXXの注意点
DRAMは2026年4月2日に始まった新しいETFで、運用会社が銘柄を選ぶアクティブ型です。公式ファクトシートには、組入比率は「株式とトータル・リターン・スワップ(株価に連動する契約)を合わせた値」と書かれています。国別では韓国が49.04%です(6月30日)。
そしてDRAMがNISA成長投資枠の対象かどうかは、証券会社で分かれます。SBI証券の米国ETF一覧では対象、楽天証券の取扱い案内では対象外、松井証券の米国株一覧では対象の印がありません(SBI証券/楽天証券 2026年6月8日/松井証券、2026年9月26日確認)。NISAでメモリに絞りたいなら、自分の証券会社でDRAMが対象かを注文画面で確かめるか、円で買える639A(公式表示は成長投資枠の対象)と比べてみてください。
SOXXは11月4日の取引終了後に株式分割を行い、11月5日から分割後の価格で取引されます(iShares公式)。1口の値段が下がるだけで、持っている価値は変わりません。
ETFか個別株か:3つの質問で決める

少額から始めたい、1社の決算で資産が大きく減るのは避けたい、四半期ごとに決算を追う時間がない。どれか1つでも当てはまるなら、個別株よりETFが向いています。逆に「HBMで勝つのはこの会社」と自分の仮説があるなら、個別株を選ぶ理由があります。
| 目的 | 候補 | 気をつける点 |
|---|---|---|
| 半導体全体の成長に乗りたい | SMH/SOXX | NVIDIAなど大型株の比率が高い |
| コストを一番おさえたい | SOXQ | 純資産はSMH・SOXXより小さい |
| 大型株にかたよらせたくない | XSD | メモリ株の比率は小さい |
| メモリに絞りたい(米国) | DRAM(ほかにDISKなど) | NISA対象かは証券会社で異なる・アクティブ型 |
| メモリに絞りたい(円・NISA) | 639A | 9月30日上場の新しいETF |
税金とNISA:米国ETFの分配金は二重に課税される

| 特定口座 | NISA成長投資枠 | |
|---|---|---|
| 米国ETFの分配金 | 米国10%+国内20.315% | 米国10%のみ |
| 米国ETFの売却益 | 国内20.315% | 非課税 |
| 東証ETFの分配金・売却益 | 国内20.315% | 非課税 |
米国上場ETFの分配金は、米国で10%が源泉徴収され、残りに国内で20.315%がかかります。確定申告の外国税額控除で一部を取り戻せます(国税庁 No.1240)。NISA口座なら国内の20.315%はかかりませんが、米国の10%は引かれます。東証ETFは国内の配当と同じ扱いです。NISAの枠は金融庁のNISA特設サイトで確認できます。
米国ETFをどこで買うか
米国上場ETFを買うには、米国株を扱う証券口座が必要です。筆者(island-name)自身は、マネックス証券で米国株・ETFに投資しています。携帯電話のアプリで米国株の取引が簡単にできること、NISAも問題なく使えていることが理由です。運用は2017年ごろに投資信託から始め、2020年に数百万円から個別株・ETFへ本格的に切り替えて、6年で運用資産は7倍以上になりました(中身のほとんどは米国株とS&P500のETFです)。同じ成果を保証するものではありません。
米国株・米国ETFを幅広く選びたい人には、マネックス証券が合います。NISAの対象かどうかは銘柄ごとに注文画面で確認してください。
マネックス証券(米国株・米国ETF)
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ETFでも、半導体全体が下がる局面の損失は避けられません。経費率も毎年かかり、米国ETFは円高で円換算の価値が減ります。急落の背景は、半導体・メモリ株はなぜ暴落した?SK Hynix・Micron・キオクシア急落の3つの理由と投資家が今できること【2026年7月】で説明しています。この記事は情報の整理が目的です。投資の判断はご自身でお願いします。
まずは、気になっているETFの公式ページで組入上位の銘柄を開き、メモリ株が何割入っているかを見てみるだけでも十分です。
出典(2026年9月26日〜10月1日確認)
- VanEck SMH(純資産・保有銘柄 9月29日)
- iShares SOXX(9月29日・株式分割のお知らせ)
- Invesco SOXQ ファクトシート(6月30日)
- State Street XSD(9月29日)
- Roundhill DRAM ファクトシート(6月30日)
- Tema DISK(9月29日)
- Global X 2243/NEXT FUNDS 200A/NEXT FUNDS 639A
- 東証ETFの終値(2026年9月30日):Yahoo!ファイナンス(2243・200A・639A)/日本経済新聞(2243・200A・639A)
- 楽天証券 DRAM取扱い開始の案内(2026年6月8日)/SBI証券 米国ETF一覧/松井証券 米国株取扱銘柄一覧
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