キオクシア(285A)株は、いま買ってよい株なのでしょうか。直近の決算(2026年4〜6月期)は売上1兆7,671億円・営業利益1兆2,700億円と、過去最高でした。1対3の株式分割を受けて9月29日から株価は分割後の水準になり、2026年9月30日終値は18,095円です。無配を続ける理由と、買い時を考えるときの条件を整理します。
【2026年9月30日更新】2026年4〜6月期の決算と、1対3の株式分割が発表されました
本文の株価は、分割後の2026年9月30日終値に更新しています。2026年3月期の決算発表のあと、状況が2つ大きく変わりました。
① 1四半期だけで、前の期の年間営業利益を大きく超えました
| 項目 | 2026年4〜6月期 | 前年同期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 1兆7,671億円 | 3,428億円 | +415.5% |
| 営業利益 | 1兆2,700億円 | 449億円 | 約28倍 |
| 四半期利益 | 8,422億円 | 183億円 | 約46倍 |
| 1株当たり利益 | 1,539.91円 | 33.90円 | — |
前の期(2026年3月期)の年間営業利益は8,704億円でした。それを1四半期だけで上回っています。生成AI向けデータセンターのSSD需要と、販売単価の上昇が理由です。会社は4〜9月の中間期で、売上収益4兆1,571億円・営業利益3兆1,600億円を見込んでいます。この中間期の決算は、10月30日に発表される予定です。
② 2026年10月1日に、1株が3株になりました(株式分割)
7月31日の取締役会で決まりました。株式分割とは、1株を分けて株数を増やすことです。持っている価値は変わりませんが、1株の値段が3分の1になるので、買うのに必要なお金も3分の1になります。権利落ち日の9月29日から、株価はすでに分割後の水準で取引されています(分割の効力は10月1日に生じました)。
本文の株価と「単元株の必要資金」は、分割後の9月30日終値で計算しています。
⚠️ 配当は今回も出ません。2027年3月期の第2四半期末の配当予想は0円です。会社は6月2日のInvestor Dayで、設備投資や研究開発に必要な資金の確保を優先したうえで、累進配当政策を始める方針を示しました。ただし、開始の時期は資料に示されていません。8月には、配当とは別に8,000億円の自社株買いを行っています。配当をあてにして買う銘柄ではないという点は、本文の結論から変わっていません。
出所:キオクシアホールディングス「2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」2026年7月31日。1株当たり利益は株式分割の影響を考慮していない数値(分割前の株数で計算)です。通期の業績予想は本短信では開示されていません。
※本記事は広告・PRを含みます。2026年9月時点の情報をもとに作成しています。投資にはリスクが伴います。投資判断は自己責任でお願いします。
キオクシア(285A)は、NAND型フラッシュメモリの世界大手です。キオクシア株の2026年9月30日終値は¥18,095(分割後)で、上場時の公開価格¥1,455を分割後に換算した¥485の約37倍にあたります。「今が買い時なのか」「目標株価はいくらか」「配当はあるのか」を、2026年9月時点のデータで確かめていきます。AI需要との関係や競合との比較、松井証券での購入手順まで、初めての方にも分かるように説明します。
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🔄 2026年9月30日更新 📖 読了目安 約20分
CONCLUSION|結論
キオクシア(285A)は高成長だが、値動きの大きいモメンタム株です。長期のAI・NAND成長を信じられる人が、急落を受け止められる範囲で持つ銘柄です。
2026年9月30日終値は¥18,095(前日比+215円・+1.20%)です。株式分割の権利落ち日の9月29日から、分割後の水準で取引されています。上場時の公開価格¥1,455(分割後に換算すると¥485)の約37倍で、時価総額は約29.8兆円です。2026年6月22日の上場来高値(分割後に換算すると¥37,567)からは約52%安く、7月17日の終値(同¥17,370)からは戻しています。AIデータセンター向けNAND需要が追い風ですが、1日で1割近く動く日もあるため、短期の値動きには注意が必要です。
現状(2026/9/30 終値・分割後)
¥18,095/公開価格の約37倍
PBR約12.4倍。配当は無配ですが、8月に8,000億円の自社株買いを実施し、8/10に終了しました。1日で1割近く動く日もあります。
買うべきか
一度に大きく買うのは非推奨
AI・NANDの長期成長を信じられる人が、少額・分割で持つ銘柄です。短期の売買には向きません。
買い方
国内ネット証券で1株〜
東証プライム上場の日本株です。NISA成長投資枠も使えます。
▽ 「なぜこの結論か」の根拠(最新株価・決算・リスク)を、以下で順に説明します。気になるところから読んでみてください。
この記事でわかること
- ✅ 2026年3月期通期決算のポイント(売上2兆円超・過去最高益・無配継続)
- ✅ 筆者が買い時判断に使っている3つの定量指標(PER・メモリ市況・決算モメンタム)
- ✅ 単元株数と必要資金の目安、NISA成長投資枠での現実的な買い方5ステップ
- ✅ 中国YMTCの台頭がNAND市況に与える影響シナリオ
✍️ この記事について:個人投資家として半導体・メモリ業界を継続ウォッチしているisland-nameが、各社の決算資料・公式IRを一次情報として執筆しています。本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。投資の最終判断はご自身でお願いします。
【2026年7月18日更新】キオクシア株は2026年7月に急落しました。7月17日はストップ安の52,110円(前日比▲16.1%)で取引を終え、6月22日の上場来高値112,700円から半値以下(▲53.8%)に。時価総額は30兆円を割り込みました(Yahoo!ファイナンス・日本経済新聞報道、確認日2026-07-18)。背景には米半導体株安に加え、米特許訴訟で約370億円規模の支払いを命じる陪審評決が報じられたことがあります。ここまでの株価は、いずれも株式分割前の値です。その後は戻し、分割後の2026年9月30日終値は18,095円です(分割前の株数で見ると54,285円に相当します)。株価は1日で1割近く動くことがあるため、発注前に最新の株価で計算し直してください。急落の全体像は「半導体・メモリ株はなぜ暴落した?SK Hynix・Micron・キオクシア急落の3つの理由と投資家が今できること【2026年7月】」にまとめています。
- 【最新サマリ】2026年9月時点のキオクシア(285A)
- キオクシアとは
- 上場後の株価推移(公開価格の約37倍になるまで)
- 2027年3月期 第1四半期決算(2026年7月31日発表)— 1四半期で、前の期の年間営業利益を超えた
- 2026年3月期 通期決算(2026年5月15日発表)— 売上初の2兆円超え・営業利益約2倍・AI需要で過去最高益
- NAND型フラッシュメモリとAI需要
- 競合との比較
- 中国YMTCの台頭リスク — NAND市況への影響シナリオ
- 買い時を判断する3つの定量指標 — 筆者が見ているチェックポイント
- 東証でキオクシア株を買う手順(NISA対応)
- 1株から少額でキオクシア株を試すなら、どの証券会社から始めるか
- よくある質問(キオクシア株のFAQ)
- あなたに合う証券会社は?投資スタイル別6社比較
- まとめ
【最新サマリ】2026年9月時点のキオクシア(285A)
要点: 売上2兆円超の過去最高益でも、配当は無配です。株価は公開価格の約37倍(分割後の2026年9月30日終値18,095円で計算)で、買うなら少額・分割が基本です。
2026年9月30日終値は18,095円(分割後)で、公開価格1,455円を分割後に換算した485円の約37倍です。過去最高益を出しても配当はゼロという構図は変わっていません。2026年9月時点で確かめられた事実を、4点に絞ってまとめます。
- ① 2026年3月期 通期決算(2026年5月15日発表)で売上初の2兆円超え・営業利益約2倍。AIデータセンター向けNAND需要が業績を押し上げ、過去最高益を更新しました。詳細は通期決算セクションへ。
- ② 株価は2026年6月22日の上場来高値¥112,700から7月に¥52,110まで急落し(いずれも分割前)、分割後の2026年9月30日終値は¥18,095です(2024年12月の上場時の公開価格1,455円を分割後に換算した485円の約37倍)。時価総額は約29.8兆円、PBRは約12.4倍です。9月も18日に前日比+9.40%となるなど、1日で1割近く動く日があります。(出典:Yahoo!ファイナンス・2026年9月30日終値と時系列、確認日2026-09-30)詳細は株価推移セクションへ。
- ③ 2027年3月期Q1(2026年4-6月)は営業利益1兆2,700億円・純利益8,422億円の実績(2026年7月31日発表)。1四半期で前の期の年間営業利益を超えました。あわせて8,000億円の自社株買い(8月10日に終了)と、10月1日を効力発生日とする1対3の株式分割が決まりました。2027年3月期 第2四半期の決算発表は、2026年10月30日 18:45の予定です(同社IRニュース・2026年9月30日掲載)。なお9月15日には、米国での上場(米国預託株式)についての報道を受けて、会社は、同社が発表したものではないとしたうえで、上場の準備を進めていることは事実だが、時期・市場・方法は未定で、上場しない可能性もあると発表しています(出典:キオクシアホールディングス「一部報道について」2026年9月15日)。詳細は第1四半期決算セクションへ。
- ④ 2026年8月27日、キオクシアとサンディスクが2032年までに日本国内で約5兆円を投資する見込みを発表。同日、北上工場の第3製造棟(K3棟)の建設に向けた土地等の整備開始も公表され、2029年度中の稼働開始を目指すとされています(いずれも政府支援が前提)。出典:キオクシア公式ニュースリリース(2026年8月27日)。
⚠️ 株価ドライバー要因(2026年5月時点):(1) AIサーバー向けHBM・eSSD需要の継続拡大、(2) NAND市況の需給バランスと価格動向、(3) 米中半導体規制と為替(円安/円高)の影響——の3点は、押さえておきたいところです。本記事の各セクションで詳しく説明します。
キオクシアとは
キオクシアは東芝メモリを前身とする日本企業で、NAND型フラッシュメモリの世界シェアは約14%・第4位です(2026年4〜6月期)。
📊 NVIDIA Q2 FY27 決算速報(2026年8月26日発表)
売上 962億ドル(+106% Y/Y)、Data Center売上 890億ドル(+117% Y/Y)。Q3見通しは1,080億ドルです。決算説明会では、FY2028の売上成長を約70%とする暫定の見通しも示されました。
→ NVIDIA Q2 FY27決算速報|売上962億ドル・Data Center+117%・Q3は1,080億ドル見通し【2026年8月】
キオクシア(KIOXIA)は、2019年10月1日に東芝メモリから社名を変更して生まれた、NAND型フラッシュメモリの世界大手メーカーです。2024年12月に東証プライム市場に上場し、銘柄コードは「285A」です。
NAND型フラッシュメモリは、スマートフォンやSSD(ソリッドステートドライブ)、データセンターのストレージなど、幅広い用途に使われる不揮発性メモリです(電源を切ってもデータが消えないメモリのことです)。2026年4〜6月期の世界シェアでは、キオクシアはSamsung、SK Hynix、Micronに次ぐ4位でした。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | キオクシアホールディングス株式会社 |
| 設立 | 2019年3月1日(持株会社として設立。事業会社の東芝メモリは2019年10月1日にキオクシアへ社名変更) |
| 本社 | 東京都港区 |
| 銘柄コード | 285A(東証プライム) |
| 主力製品 | NAND型フラッシュメモリ、SSD |
| 主要製造拠点 | 四日市工場、北上工場 |
| 技術パートナー | サンディスク(合弁生産。2025年2月にWestern Digitalから分離・独立) |
キオクシア株を1単元(100株・9月30日終値で約181万円)まとめて買うと、1日の約定代金が50万円を超えるため、松井証券の通常の口座では手数料がかかります。NISA口座で1単元を買うなら、NISA口座での日本株の売買手数料が0円の松井証券が候補の一つです。
上場後の株価推移(公開価格の約37倍になるまで)
要点: 公開価格1,455円から、2026年6月22日に上場来高値112,700円まで上がったあと、7月17日には52,110円まで急落しました(ここまでは分割前の株価)。9月29日からは1対3の分割後の水準で取引され、2026年9月30日終値は18,095円です。1日で1割近く動く日もあります。
キオクシアは2024年12月の上場時、公開価格1,455円でスタートしました。上場後の株価は予想を大きく上回るペースで上がり、2026年6月2日に終値7万円台に乗せたあとも上昇が続きました。2026年6月11日終値は75,440円(IPO比約52倍)、2026年6月12日には取引時間中に81,860円(前日比+8.51%)まで上昇しています。当時の時価総額は約44.7兆円規模でした(出典:kabutan 株価情報・2026年6月12日13:30時点)。この段落の株価は、いずれも株式分割前の値です。
その後は7月に急落し、6月22日の上場来高値112,700円から、7月17日には52,110円まで下げました。株式分割の権利落ち日の9月29日からは分割後の水準で取引され、2026年9月30日終値は18,095円(前日比+215円・+1.20%)です。公開価格を分割後に換算した485円の約37倍で、時価総額は約29.8兆円です。なお9月7日には前日比+9.31%と大きく上がり、共同でメモリを開発する米サンディスク株の急伸などが材料と報じられました(出典:Yahoo!ファイナンス・日本経済新聞 2026年9月7日。株価の確認日2026-09-30)。
上場後の大きな上昇には、いくつかの背景があります。
急騰の要因
- AI需要によるデータセンター向けSSDの急増 — AI学習データの保存・処理に大容量SSDが不可欠となり、キオクシアの主力製品の需要が急拡大しました。
- NAND価格の回復 — 2023年に底を打ったNAND価格が2024年から回復基調に入り、キオクシアの収益性が大幅に改善しました。
- 上場時の保守的な値付け — 公開価格が企業価値に対して保守的に設定されたことで、上場後に市場が本来の価値を織り込む形で株価が急騰しました。
- 日本の半導体投資ブーム — 政府の半導体産業支援策やTSMCの熊本工場進出などで、日本の半導体関連株全体に資金が流入しました。
2026年4〜5月の主なトピック(当時の記録)
- 2026年5月15日:2026年3月期 通期決算発表(売上2兆3,376億円・営業利益約2倍)。同日に2027年3月期第1四半期で純利益が前四半期比約113%増の8,690億円計画を開示し、PTS夜間取引で一時+23%超高を記録(出典:kabutan 決算ニュース)。
- 2026年5月18日:翌営業日、東証で買い気配スタート。4-6月期の大幅増益見通しが買い材料となりました。
- 2026年5月19日:複数証券会社が目標株価を引き上げ(最上位レーティング継続/出典:kabutan レーティング日報)。
- 2026年5月21日:年初来高値¥59,420を更新(出典:Yahoo!ファイナンス)。
- 2026年5月22日:終値¥57,400・前日比+2,060円(+3.72%)。時価総額は30兆円台を保ちました(出典:kabutan 株価情報)。
- 2026年6月12日:取引時間中に81,860円(前日比+8.51%)まで上昇し上場来高値圏を更新(出典:kabutan 株価情報)。
- ※これらは過去の実績の振り返りで、株価はいずれも株式分割前の値です。今後の株価上昇を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
2027年3月期 第1四半期決算(2026年7月31日発表)— 1四半期で、前の期の年間営業利益を超えた
要点: 2026年4〜6月の3か月だけで営業利益1兆2,700億円。前の期(2026年3月期)の年間営業利益8,704億円の約1.46倍です。あわせて8,000億円の自社株買いと1対3の株式分割が決まり、株主還元の姿勢が変わりました。ただし配当は引き続きゼロです。
第1四半期の実績(IFRS連結)
| 指標 | 2026年4〜6月 | 前年同期(2025年4〜6月) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 1兆7,671億円 | 3,428億円 | +415.5% |
| Non-GAAP営業利益 | 1兆3,262億円 | 452億円 | 約29倍 |
| 営業利益 | 1兆2,700億円 | 449億円 | 約28倍 |
| 税引前四半期利益 | 1兆2,347億円 | 273億円 | 約45倍 |
| 親会社の所有者に帰属する四半期利益 | 8,422億円 | 183億円 | 約46倍 |
| 基本的1株当たり四半期利益(EPS) | 1,539.91円 | 33.90円 | — |
出典:キオクシアホールディングス「2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」(2026年7月31日)。EPSは10月1日の株式分割を考慮していない数値(分割前の株数で計算)です。
会社の予想と、実際の数字を並べる — 未達の理由は本業ではありません
キオクシアは通期の業績予想を出していません。そのかわり、5月15日の決算発表時に第1四半期だけの予想を公表していました。会社自身が出した予想と実績を並べてみると、この四半期の性格が見えてきます。
| 指標 | 会社予想(5月15日) | 実績(7月31日) | 差 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 1兆7,500億円 | 1兆7,671億円 | +171億円(+1.0%) |
| Non-GAAP営業利益 | 1兆3,000億円 | 1兆3,262億円 | +262億円(+2.0%) |
| 営業利益 | 1兆2,980億円 | 1兆2,700億円 | △280億円(△2.2%) |
| 親会社帰属四半期利益 | 8,690億円 | 8,422億円 | △268億円(△3.1%) |
売上とNon-GAAP営業利益は予想を上回り、営業利益と純利益だけが下回りました。この食い違いは、後述する米国の特許訴訟で計上した訴訟損失引当金366億円によるものです。この366億円を戻すと営業利益は1兆3,066億円となり、会社予想の1兆2,980億円を上回る計算になります。つまり本業の稼ぐ力そのものは予想を超えていた、というのがこの四半期の実態です。
何が伸びたのか — データセンター向けSSDが売上の3分の2
| 用途別の売上収益 | 2026年1〜3月 | 2026年4〜6月 | 増減 |
|---|---|---|---|
| SSD & ストレージ(PC・データセンター・企業向け) | 6,003億円 | 1兆1,747億円 | +5,744億円 |
| スマートデバイス(スマホ・車載・産業機器) | 3,373億円 | 5,257億円 | +1,883億円 |
| その他(SDカード・USBメモリ等) | 652億円 | 667億円 | +15億円 |
| 合計 | 1兆29億円 | 1兆7,671億円 | +7,643億円 |
出典:キオクシアホールディングス「2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」(2026年7月31日)
会社は増収の理由を「生成AI用途を中心としたデータセンター向け顧客の需要が旺盛に推移したことによる平均販売単価の大幅な上昇」と説明しています。数量が増えただけでなく、1個あたりの値段が上がったことが利益率を押し上げた、という構図です。
財務面も大きく変わりました。親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率)は前期末の37.9%から50.8%へ改善し、資産合計は3兆6,901億円から4兆7,305億円になっています。
次の四半期(7〜9月)の会社見通し
| 指標 | 第1四半期(実績) | 第2四半期(会社見通し) | 前四半期比 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 1兆7,671億円 | 2兆3,900億円 | +35.2% |
| Non-GAAP営業利益 | 1兆3,262億円 | 1兆9,000億円 | +43.3% |
| 営業利益 | 1兆2,700億円 | 1兆8,900億円 | +48.8% |
| 親会社帰属四半期利益 | 8,422億円 | 1兆2,700億円 | +50.8% |
| 基本的1株当たり四半期利益 | 1,539.91円 | 2,317.46円 | +777.55円 |
| 前提の米ドル平均レート | 160円 | 162円 | +2円 |
出典:キオクシアホールディングス「2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」(2026年7月31日)。中間期(4〜9月)累計では売上収益4兆1,571億円・営業利益3兆1,600億円・親会社帰属中間利益2兆1,122億円を見込んでいます。表の1株当たり利益は、分割前の株数で計算した値です。
通期(2027年3月期)の業績予想を、会社は開示していません。「半導体メモリ業界では事業環境が短期間に大きく変化する」ことを理由に、四半期単位でしか見通しを出さない方針です。市場のアナリスト予想平均(QUICKコンセンサス)は通期で売上収益9兆6,003億円・営業利益7兆5,203億円と報じられています(日本経済新聞、2026年7月31日時点)。ただし、これは会社の数字ではなく報道ベースの集計値である点に注意してください。
なお、この第2四半期の営業利益計画は、市場予想に届かなかったと報じられました(Bloomberg、2026年7月31日)。過去最高の決算を出しても、市場の期待に届かなければ株価は下がるという段階に入っています。この点は半導体・メモリ株はなぜ暴落した?SK Hynix・Micron・キオクシア急落の3つの理由と投資家が今できること【2026年7月】でも詳しく触れています。
8,000億円の自社株買い — 3か月の予定を6営業日で使い切った
7月31日の取締役会で、上限3,000万株(自己株式を除く発行済株式総数の5.5%)・上限8,000億円・取得期間を2026年8月3日から10月30日までとする自己株式取得が決議されました。この枠は、8月10日までの6営業日で終了しています。
| 項目 | 決議(7月31日) | 実際(8月10日終了) |
|---|---|---|
| 取得株数 | 3,000万株(上限) | 16,133,500株(枠の53.8%) |
| 取得価額 | 8,000億円(上限) | 7,999億9,768万9,000円(枠の99.99%) |
| 取得期間 | 2026年8月3日〜10月30日 | 2026年8月3日〜8月10日 |
出典:キオクシアホールディングス「自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ」(2026年8月10日)
止まった理由は金額の枠を使い切ったからです。株数の枠は半分ほどしか使っていません。取得価額を株数で割ると平均約49,586円(分割前の株価。分割後に換算すると約16,529円)で、この価格帯で会社が買い続けていたことになります。
⚠️ 買う前に、ここは押さえておいてください。8月10日で自社株買いは終わっています。つまり「会社が毎日買ってくれる」という買い支えは、もうありません。8月11日以降の株価は、会社の買いを除いた地力で決まります。2026年9月30日終値の18,095円は、分割後に換算した平均取得価格(約16,529円)を上回る水準です。読んでいる時点の株価がどの水準にあるかは、ご自身でも確かめてみてください。
2026年10月1日に1株が3株になりました(株式分割)
同じく7月31日の取締役会で、2026年10月1日を効力発生日として1株を3株に分割することが決まりました。目的は、会社の開示の言葉では「投資単位当たりの金額を引き下げることにより、より投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図る」ことです。
持っている資産の価値は変わりませんが、1株の値段が3分の1になるため、買うのに必要な金額も3分の1になります。この記事の株価と単元株(100株)の必要資金は、分割後の水準(2026年9月30日終値)で書いています。一方で、決算の表に載せたEPSや1株当たりの数字は、いずれも分割前の株数で計算された値です(分割後の株数に直すときは3で割ります)。
分割の基準日は2026年9月30日で、権利付最終日は2026年9月28日でした。権利落ち日の9月29日から、株価の基準値は3分の1に調整されています。権利落ち日に株価が3分の1になっても、それは値下がりではありません。実際、9月28日の終値53,340円(分割前)を3で割ると17,780円で、9月29日の終値は17,880円でした。(出典:同社「株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更に関するお知らせ」2026年7月31日、確認日2026-09-30。株価はYahoo!ファイナンスの時系列)
配当は、この決算でも出ませんでした
「これだけ稼いでいるなら、配当も出るのでは」と思う方もいるかもしれません。ですが、2027年3月期の第2四半期末の配当予想は0円です(決算短信の配当の状況欄)。四半期で8,422億円を稼いでいても、配当はゼロのままです。
ただし株主還元の形は変わりました。これまで配当は出していませんでしたが、今回8,000億円を自社株買いに回しています。会社は6月2日のInvestor Dayで、将来の設備投資などに必要な資金を確保したうえで、余ったお金から株主に還元する方針を示しています。配当については、累進配当政策(配当を減らさず、維持するか増やしていく考え方)を始める方針です(出典:キオクシアホールディングス Investor Day資料 2026年6月2日)。配当という形ではないものの、株主に資本を返す動きが始まった、という読み方はできます。それでも配当収入をあてにして買う銘柄ではないという本記事の結論は変わりません。
あわせて起きた2つの出来事
① 筆頭株主が東芝からベインキャピタル系に替わりました(2026年8月3日付)
BCPE Pangea Cayman2, Ltd.(77,400,000株・議決権所有割合14.19%)が第1位となり、株式会社東芝は79,028,900株・14.48%から77,038,200株・14.12%へ減らして第2位になりました。割合は2026年3月31日現在の発行済株式総数を基に算出された数値です。
出典:同社「主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」(2026年8月10日、8月17日に日付の誤記を訂正)
② 米国の特許訴訟で敗訴し、366億円を引き当てました(2026年7月31日・米国時間)
Viasat, Inc. が2021年11月に提起した特許権侵害訴訟について、米国テキサス州西部地区連邦地方裁判所が子会社への損害賠償約2億2,900万米ドル(約366億円・1ドル160円換算)の支払いを命じる判決を出しました。キオクシアは判決を「到底容認できるものではない」とし、控訴を含む法的手段を検討するとしています。会社は製品・サービスの提供への影響はないとしています。この366億円が第1四半期に訴訟損失引当金として計上され、前述のとおり営業利益を押し下げました。
出典:同社「当社子会社に対する訴訟の判決に関するお知らせ」(2026年8月3日)
この決算をどう受け止めるか
- 本業の勢いは会社の予想を超えていた。未達に見えるのは訴訟引当金366億円が理由で、稼ぐ力そのものは落ちていません
- 次の四半期はさらに増える見通し(営業利益1兆8,900億円・前四半期比+48.8%)。ただし市場の期待はそれより高かったと報じられています
- 自社株買いは終わった。8月11日以降、会社の買いという支えはありません
- 配当はゼロのまま。1対3の分割で1株あたりの金額は下がりましたが、配当収入を期待する銘柄ではありません
- 通期の会社予想がないため、「今期はいくら稼ぐのか」を会社の数字で確かめる手段がありません。四半期ごとに確認し直す必要があります
2026年3月期 通期決算(2026年5月15日発表)— 売上初の2兆円超え・営業利益約2倍・AI需要で過去最高益
要点: 売上2兆3,376億円(+37%)・当期利益5,545億円(+104%)の過去最高決算。ただし配当は無配を継続しています。
キオクシアは2026年5月15日、2026年3月期(2025年4月〜2026年3月)の通期決算を発表しました。AIデータセンター向けのNAND型フラッシュメモリの需要が大きく伸び、売上収益は初の2兆円超え、営業利益は前期比約2倍、当期利益は同+103.6%と、過去最高益を大きく更新しました。
通期業績ハイライト(IFRS連結)
| 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 2兆3,376億円 | 1兆7,065億円 | +37.0% |
| Non-GAAP営業利益 | 8,762億円 | 4,530億円 | +93.4% |
| 営業利益 | 8,704億円 | 4,517億円 | +92.7% |
| 当期利益(純利益) | 5,545億円 | 2,723億円 | +103.6% |
| 基本的1株当たり当期利益(EPS) | 1,024.07円 | 519.96円 | +97.0% |
| 営業利益率 | 37.2% | 26.5% | +10.7pt |
財務体質も大幅改善
- 資産合計:3兆6,901億円(前期2兆9,197億円から+26%)
- 親会社所有者帰属持分:1兆3,989億円(前期7,376億円から+90%)
- 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):37.9%(前期25.3%から+12.6pt)
- 1株当たり親会社所有者帰属持分(BPS):2,561.74円(前期1,367.49円から+87%)
- 営業活動キャッシュフロー:6,165億円(前期4,764億円)
- 現金及び現金同等物期末残高:4,707億円(前期1,679億円)
自己資本比率が25.3%→37.9%へと10pt以上改善し、財務基盤の健全化が大きく進みました。手元現金も2.8倍に増え、設備投資の余力が高まりました。
(参考)5月時点で会社が出していた第1四半期の予想
この表は2026年5月15日時点の予想です。実績は2026年7月31日に発表され、売上1兆7,671億円・営業利益1兆2,700億円・純利益8,422億円でした。予想と実績の比較は第1四半期決算のセクションにまとめています。
| 指標 | 2027年3月期Q1予想 | 前四半期比(対前四半期増減率) |
|---|---|---|
| 売上収益 | 1兆7,500億円 | +74.5% |
| Non-GAAP営業利益 | 1兆3,000億円 | +117.0% |
| 営業利益 | 1兆2,980億円 | +117.5% |
| 親会社四半期利益(Non-GAAP) | 8,700億円 | +112.2% |
| 親会社四半期利益 | 8,690億円 | +113.1% |
第1四半期だけで売上1.75兆円・営業利益1.3兆円という規模は、2025年3月期通期の売上を1四半期で達成する水準でした。この予想は、AI需要によるNAND需給の逼迫が続くことを示していました。
配当について — 2026年3月期も無配継続
2026年3月期の年間配当は0円(無配)で、前期と同じく配当はありません。5月の発表時点では、2027年3月期の配当予想は未定とされていました(その後、7月31日の第1四半期決算で、第2四半期末の配当予想は0円と示されています)。配当狙いの投資家には魅力に欠ける一方、内部留保を成長投資に振り向ける段階と評価できます。
決算を受けた投資家向けポイント
- 5月時点の見通しでは、AI向けNAND需要は短期で一巡せず、2027年3月期Q1も加速ペースで推移するとされていました
- 自己資本比率37.9%まで改善し、財務リスクは大幅に低減しました
- 配当はなく、収益はキャピタルゲイン(株価上昇)に依存します
- 四半期業績の振れ幅が大きいため、短期売買では決算前後の値動きの大きさに注意が必要です
NAND型フラッシュメモリとAI需要
NANDはAIの学習データやモデルを保存する基盤部品で、データセンター向け需要が構造的に拡大しています。
AI関連のメモリ投資というと、まずHBM(高帯域幅メモリ)が注目されがちですが、NAND型フラッシュメモリもAI時代の重要な構成要素です。
AIとNANDの関係:
- AI学習用の大規模データセットの保存にペタバイト級のストレージが必要
- AI推論の高速化にNVMe SSDが活用される
- エッジAIデバイス向けの組み込みフラッシュメモリ需要
- データセンターのストレージ容量の拡大
HBMが「AIの頭脳の記憶」だとすれば、NANDは「AIの知識の保管庫」です。AIモデルの大規模化に伴い、学習データ・モデルパラメータ・推論結果を保存するためのNAND需要も増えています。
競合との比較
NAND世界シェア(2026年4〜6月期・売上高ベース)はSamsungの約29%が首位で、キオクシアは約14%の世界4位です。
| 企業 | NAND世界シェア | 上場市場 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Samsung | 約29% | 韓国 | NAND・DRAM・HBM全方位。総合力トップ |
| SK Hynix / Solidigm | 約18% | 韓国 | HBM特化。NAND子会社Solidigmを保有 |
| キオクシア | 約14% | 日本 | NAND専業。サンディスクとの合弁生産 |
| サンディスク(Sandisk) | 約11% | 米国 | キオクシアとの合弁。2025年2月にWestern Digitalから分離・独立 |
| Micron | 約15% | 米国 | DRAM・HBMが主力。NANDも製造 |
出典:TrendForce 2026年8月18日(2026年4〜6月期のNANDフラッシュ売上高ランキング)。この四半期にMicronが3位に上がり、キオクシアは4位になりました。
キオクシアの強みは、NAND専業に近い事業構成で、フラッシュメモリの技術開発に集中できる点です。サンディスク(2025年2月にWestern Digitalから分離・独立)との合弁により、最先端の3D NAND技術を共同開発しています。
NANDの市況について、競合のマイクロンは9月30日(米国時間)の決算説明会で、6〜8月期のNANDの価格が前の四半期より約30%上がり、業界は2027年・2028年も供給が足りない状態が続くとの見通しを示しました(マイクロンの決算説明会の原稿、2026年9月30日)。競合の見方なので、キオクシアの10月30日の決算で同じ傾向が数字に出るかを確かめておきたいところです。
中国YMTCの台頭リスク — NAND市況への影響シナリオ

要点: 中国YMTCは2026年末までにNAND世界シェア15%を目標に増産中。中長期のNAND価格には下押し要因になり得ます。
キオクシアの中長期リスクとして筆者が最も注視しているのが、中国最大のNANDメーカーYMTC(長江存儲/Yangtze Memory Technologies)の台頭です。競合比較の表には載っていませんが、数年単位ではシェア地図を塗り替える可能性のある存在です。
YMTCの現在地(報道ベースの確認情報)
- 生産能力:月産約13万枚(世界の3D NAND生産の約8%)で、2026年末までに世界NAND供給シェア15%を目標に増産中と報じられています(出典:TrendForce News 2025年9月9日)。
- 武漢第3期(Phase III):2025年9月に登録資本金約30億ドル規模の第3期会社を設立。各期月産10万枚×3期、合計月産30万枚規模への拡張構想が報じられています(出典:同上)。
- 技術水準:3D NANDの積層数はSK hynixが321層(量産中)、Samsungが286層なのに対し、YMTCは270層に到達と報じられています(出典:同上)。(2025年9月時点の報道です。キオクシアは2026年7月3日、332層の第10世代BiCS FLASHのサンプル出荷開始を、またサンディスクと共同で北上工場第2製造棟(K2棟)での第10世代製品の生産開始を発表しています。出典:キオクシア 2026年7月3日(サンプル出荷)・同日(北上工場K2棟での生産開始))。YMTCはさらに2026年3月に、独自Xtacking 4.0採用のPCIe 5.0対応SSD「PC550」(読み出し最大10,500MB/s)を商用化しました(出典:TrendForce News 2026年3月9日)。
キオクシアへの影響シナリオ(筆者の見方)
- シナリオ①:NAND価格の下押し圧力(中長期) — YMTCの増産が計画どおり進めば、2027年以降のNAND需給は緩和方向に働く可能性があります。NANDは循環性の強い市場で、供給増は価格下落の要因になります。
- シナリオ②:中国市場でのシェア競争激化 — 中国の国産化政策を背景に、中国内のスマホ・PC向けでYMTC製の採用が広がれば、キオクシアを含む海外勢の中国向け売上が圧迫される可能性があります。
- シナリオ③:AI向け高密度品では当面キオクシア優位 — エンタープライズSSD(データセンター向け)では、キオクシアは218層製品の北米顧客向け量産が進み、2026年1-3月期の売上は約22.2億ドルに拡大しました(出典:TrendForce 2026年6月11日プレスリリース)。米国の対中輸出規制で先端製造装置の調達に制約があるYMTCが、AI向け最先端領域で短期に追いつくのは難しい、というのが筆者の見方です。
まとめると、足元1〜2年のAI特需への影響は限定的でも、2027年以降のNAND市況にはYMTCの増産が効いてくる可能性がある——という時間軸でこのリスクを整理しています。長期保有を考える場合ほど、YMTCの増産ペースの続報をチェックする価値があります。
買い時を判断する3つの定量指標 — 筆者が見ているチェックポイント

※この図解の数値は2026年8月20日終値52,950円(分割前の株価)で作成したものです。以下の本文のPER・PBR・時価総額は、分割後の2026年9月30日終値18,095円で計算し直しています。
要点: 筆者は①PER水準 ②メモリ市況サイクル ③決算モメンタムの3点で過熱度を点検しています。「これを満たせば買い」という基準ではありません。
「いつ買えばいいか」に唯一の正解はありませんが、筆者がキオクシア株を見るときに必ず確認している定量指標が3つあります。投資助言ではなく、あくまで自分の判断材料を整理するための枠組みとして紹介します。
指標① PER水準 — 株価が「利益の何年分」かを点検する
キオクシアは2027年3月期の通期業績予想を出していないため、株価情報サイトの予想PERは「-」と表示されます(出典:Yahoo!ファイナンス)。そこで、実績をもとに自分で計算することになります。
ここで、先に知っておいてほしいことがあります。キオクシアのPERは、どの利益で割るかによって、答えが7倍にも53倍にもなります。分割後の2026年9月30日終値18,095円で計算すると、次のとおりです。
| 何で割るか | 1株利益(EPS)※かっこ内は分割後に換算 | PER |
|---|---|---|
| 2026年3月期の年間EPS(前の期の実績) | 1,024.07円(341.36円) | 約53倍 |
| 直近12か月の実績(2025年7月〜2026年6月) | 2,530.08円(843.36円) | 約21倍 |
| 上期(Q1実績+Q2の会社見通し)を年換算 | 7,714.74円(2,571.58円) | 約7倍 |
EPSは決算短信の基本的1株当たり四半期利益から算出しました。直近12か月=2026年3月期通期1,024.07円 − 同Q1の33.90円 + 2027年3月期Q1の1,539.91円です。年換算は上期の2倍とした単純計算で、会社の通期予想ではありません。EPSはいずれも分割前の株数で計算した値で、かっこ内はそれを3で割って分割後の株数に換算した値です。PERは、分割後の株価(2026年9月30日終値18,095円。出典:Yahoo!ファイナンス、確認日2026-09-30)を、分割後に換算したEPSで割って計算しています。
同じ株価なのに、なぜここまで違うのでしょうか。キオクシアの利益が、この1年で急激に増えたからです。2026年4〜6月の3か月だけでEPSは1,539.91円(分割前の株数で計算)で、前の期の年間EPS1,024.07円を1四半期で超えています。過去の年間利益で割れば実態よりずっと割高に見え、いまの勢いが続く前提で割ればずっと割安に見えます。どちらも計算としては正しく、前提が違うだけです。
⚠️ 「PER7倍だから割安」とは言えません。半導体株には「好況のピークで利益が膨らみPERが低く見え、不況の底で利益が消えてPERが高く見える」という逆サイクル性があります。メモリ株のPERがいちばん低く出るのは、たいてい利益がピークに近いときです。PERの絶対値だけで割高・割安を判断せず、次の「メモリ市況サイクル」とセットで見るようにしてください。
参考までにPBR(株価純資産倍率)は約12.4倍です(1株当たり純資産は、決算短信ベースの4,387.33円を分割後の株数に換算した1,462.44円。2026年9月30日終値18,095円ベース。Yahoo!ファイナンスの実績PBR表示は12.37倍)。第1四半期に自己資本が1兆3,989億円から2兆4,043億円へ増えたため、6月時点の30倍台からは下がっています。時価総額は約29.8兆円です。
指標② メモリ市況サイクル — NAND価格が上昇局面か下落局面か
キオクシアの業績はNAND価格にほぼ連動します。2026年1-3月期にはエンタープライズSSDの契約価格が四半期で約80%上昇するという異例の需給逼迫が起きました(出典:TrendForce 2026年6月11日)。足元の好業績は、この追い風によるものです。筆者はTrendForce等の市況レポートでNAND契約価格の方向(上昇中か・下落転換か)を確認し、価格が下落転換した後の決算は悪化が遅れて表面化する点に注意しています。
指標③ 決算モメンタム — 増益率が加速しているか減速しているか
2027年3月期のQ1(2026年4-6月)は実績で純利益8,422億円・前年同期の約46倍になりました(会社が5月に出していた予想は8,690億円なので、わずかに未達です)。続くQ2(7-9月)の会社見通しは1兆2,700億円で、前四半期比+50.8%とさらに加速する想定です(出典:2026年7月31日 第1四半期決算短信)。筆者が見るのは増益率の「水準」より「方向」で、四半期ごとの増益率が加速している間は市場の期待も続きやすく、減速に転じると株価が先に反応しやすいと考えています。次回の決算発表ではガイダンス(会社の見通し)対比の実績と、次四半期の見通しの2点をチェックします。なお2027年3月期 第2四半期の決算発表は、2026年10月30日 18:45の予定です(出典:キオクシアホールディングス IRニュース、2026年9月30日掲載・確認日2026-09-30)。9月30日時点では、キオクシアホールディングス IRカレンダーの一覧にはまだ載っていません。
⚠️ 3つの指標がすべて良好でも株価が下がることは普通にあります。これらは「買い時の正解」を教えてくれるものではなく、高値づかみのリスクを自覚するための点検リストです。投資判断はご自身の責任でお願いします。
キオクシア株が合う人/気になる点(事実ベースの整理)
○ 合う人
- AI・NANDの長期成長を、数年単位で持ち続けられる人
- 1日で1割前後動く値動きを受け止められる人(2026年8月17日+15.07%、8月19日−12.60%、9月7日+9.31%、9月18日+9.40%の実績)
- 配当収入ではなく値上がり益を目的にしている人
- 単元未満株(1株単位)で少額から積み上げたい人。1対3の分割で、1株あたりの必要資金は約3分の1になりました(9月30日終値で約1.8万円)
△ 気になる点
- 配当はゼロ(2027年3月期 第2四半期末の配当予想も0円)
- 会社が通期の業績予想を出していないため、今期の着地を会社の数字で確認できない
- 8,000億円の自社株買いは2026年8月10日に終了済みで、会社による買い支えはもうない
- 業績がNAND価格にほぼ連動するため、市況が下落に転じると業績悪化が遅れて表面化する
- 中国YMTCの増産が2027年以降のNAND需給に効いてくる可能性がある
東証でキオクシア株を買う手順(NISA対応)
キオクシア(285A)は国内ネット証券で買える日本株で、売買単位は100株、NISA成長投資枠でも購入できます。東証プライム上場のため外国株口座は不要です。
単元株数と必要資金の目安
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売買単位(単元株数) | 100株 |
| 必要資金の目安(100株) | 約181万円(2026年9月30日終値18,095円×100株。手数料別) ※1対3の株式分割(権利落ち日9月29日)後の株価で計算しています。分割前の9月7日終値では約595万円でした |
| 1株から買う場合 | 約1.8万円前後〜(単元未満株サービス対応の証券会社。2026年9月30日終値ベース) |
| NISA対応 | 成長投資枠:対象 ○ / つみたて投資枠:対象外(投資信託専用) |
⚠️ NISAで買う場合の注意:1単元(100株)の必要資金・約181万円(2026年9月30日終値ベース)は、NISA成長投資枠の年間投資上限240万円の範囲に収まります。ただし、1銘柄で年間の枠の大部分を使うことになり、株価が上がれば1単元が上限を超えることもあります。単元未満株(1株単位)で少しずつ買う方法も選べます。株価は変動するため、発注前に最新株価×株数で必要資金を確認してください。
購入ステップ(5段階)
- 証券口座を開設する — ネット証券で口座開設を申し込みます。NISAを使う場合は、同時にNISA口座も申し込んでおくとスムーズです。
- 口座に入金する — 銀行口座から購入資金を振り込みます(即時入金サービス対応の銀行なら数分で反映)。
- 銘柄コード「285A」で検索する — 取引画面で「285A」または「キオクシア」を検索し、銘柄ページを開きます。
- 預り区分と株数を指定する — 「NISA(成長投資枠)」か「特定口座」かを選び、株数を入力します。単元未満株で買う場合は単元未満株(S株等)の注文画面から発注します。
- 注文方法を選んで発注する — 成行(早く約定しやすい)か指値(価格を指定)を選んで注文を出し、約定したら取引履歴で確認します。
📅 次の決算イベント予定(メモリ・半導体 主要5社)
| 企業 | 次回の決算発表 |
|---|---|
| マイクロン(Micron) | 公式未発表 2027年度 第1四半期決算(第4四半期は2026年9月30日〈米国時間〉に発表済み) |
| NVIDIA(エヌビディア) | 公式未発表 2027年度 第3四半期決算(第2四半期は2026年8月26日に発表済み) |
| サムスン電子 | 公式未発表 |
| SK hynix | 公式未発表 |
| キオクシアHD | 2026年10月30日 18:45(予定) 2027年3月期 第2四半期決算(第1四半期は2026年7月31日に発表済み) |
※各社IR(投資家向け広報)の公式発表に基づく2026年10月1日時点の情報です。米国企業の発表は日本時間では翌日早朝にあたります。「公式未発表」の企業は、日程が公表され次第この表に追記します。
📌 各社の決算発表後は、本記事を最新の数値に更新します。ブックマークして、決算シーズンにまた確認しに来てください。
1株から少額でキオクシア株を試すなら、どの証券会社から始めるか
結論から言うと、「まずは1株から少額でキオクシア株を持ってみたい」人には、単元未満株(ワン株)の買付手数料が無料のマネックス証券で口座を開くという選択肢があります。キオクシア(285A)は東証プライム上場の日本株で、通常の売買単位は100株です。分割後の2026年9月30日終値ベースでも1単元は約181万円で、いきなり買うには大きな金額です。1株単位で買える「単元未満株」に対応した証券会社なら、約1.8万円前後から同じ銘柄を持てます。
※本セクションは広告・PRを含みます。数値は2026年7月5日にマネックス証券の公式サイトで確認した情報です。手数料・キャンペーン内容は変更される場合があるため、口座開設前に必ず公式サイトで最新条件をご確認ください。投資にはリスクが伴い、投資判断は自己責任でお願いします。
「少額から」でマネックス証券という選び方をする理由 3つ
① 日本株を「1株単位」で買える(ワン株・買付手数料は無料)
マネックス証券の「ワン株(単元未満株)」なら、キオクシアのような値がさ株も1株から買えます。インターネットからの買付手数料は無料(0円)なので、まずは1株だけ買って値動きに慣れる、という始め方がしやすいのが特徴です。(※売却時は約定金額の0.55%・税込、最低52円の手数料がかかります)
② NISA口座ならワン株の売買手数料が完全無料
マネックス証券では、NISA口座での国内株式のインターネット売買手数料が無料で、2026年3月17日約定分からはワン株(単元未満株)の売却手数料も完全無料になりました。少額を何度かに分けて買い足していく買い方と、手数料の相性が良いのがポイントです。
③ 米国株・ETFも同じ口座で扱える(半導体を広く見たい人に)
マネックス証券は米国株の取扱いにも強く、SMH・SOXXといった米国半導体ETFも同じ口座で買えます。「日本株のキオクシアはワン株で少額、AI半導体の分散は米国ETFで」といった組み合わせを1社でまとめたい人にも向いています。
どの口座が合うかは投資スタイル次第です。ここでは「1株から少額でキオクシアを試したい」「NISAで手数料を抑えたい」という、上記3点がピンと来た人向けの選択肢として紹介します。なお、1単元(100株・9月30日終値で約181万円)をまとめて買うと、1日の約定代金が50万円を超えます。そのため松井証券でも、通常の口座では手数料がかかります(100万円超200万円以下は2,200円・税込)。NISA口座と、25歳以下の方(26歳になる月の最終営業日の取引分まで)は無料です。
口座開設から購入までの流れ(4ステップ)
- 公式サイトから口座開設を申し込む — 氏名・住所などを入力し、マイナンバー確認書類と本人確認書類をアップロード。スマホだけで完結します。NISAを使う場合は同時にNISA口座も申し込んでおくとスムーズです。
- 審査完了後、ログイン情報を受け取る — 口座が開設されたらログインし、初期設定を済ませます。
- 入金する — 銀行口座から購入資金を入金します。1株ぶん(2026年9月30日終値ベースで約1.8万円前後〜)から始められます。
- 「285A」で検索して、ワン株(単元未満株)で注文する — 取引画面で「285A」または「キオクシア」を検索し、ワン株(単元未満株)の注文画面から株数を指定して発注します。預り区分は「NISA(成長投資枠)」か「特定口座」を選びます。
単元未満株は、成行に近い形で約定するのが一般的で、通常の指値注文とは注文方法が異なる場合があります。発注前に取引画面で注文ルールと必要資金(最新株価×株数)を確認してください。NISA成長投資枠で買えるかどうかは時期により変わるため、注文前に取引画面で対象かどうかもあわせてご確認ください。
知っておきたいデメリット・注意点
- ワン株の売却には手数料がかかります。買付手数料は無料ですが、通常口座での売却時は約定金額の0.55%(税込・最低52円)がかかります(NISA口座のワン株は売買とも無料)。「完全無料」ではない点は正しく理解しておきましょう。
- 単元未満株はリアルタイムの指値ができないなど、注文方法に制約があります。1日のうち約定するタイミングが決まっているのが一般的で、思った価格ちょうどで約定するとは限りません。
- キオクシア株自体のリスクは口座を変えても消えません。本記事で述べたとおり、株価は1日で1割近く動くことがあり、無配のため配当も期待できません。少額であっても値下がりリスクは同じです。
- キャンペーンや手数料条件は変更されることがあります。この記事の数値は2026年7月5日時点のものです。申し込み前に必ず公式サイトで最新の条件を確認してください。
「日本株はマネックス証券のワン株で少額から、まとまった株数や別の商品は他社」といった使い分けもできます。口座維持費は無料なので、複数口座を並行して持ち、目的ごとに使い分ける人も多いです。
▼ マネックス証券で1株から日本株を始める(無料口座開設)
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手数料・キャンペーン条件は申し込み前にリンク先の公式サイトで最新をご確認ください。※広告・PR
よくある質問
Q. マネックス証券なら、キオクシア株(285A)を1株から買えますか?
A. キオクシアは東証プライム上場の日本株で、マネックス証券は「ワン株(単元未満株)」に対応しているため、1株単位で購入できます。取引画面で「285A」を検索し、ワン株の注文画面から発注します。NISA成長投資枠の対象かどうかは時期により変わるため、注文前に取引画面でご確認ください。
Q. 手数料はどのくらいかかりますか?
A. ワン株の買付手数料は無料(0円)です。通常口座での売却時は約定金額の0.55%・税込(最低52円)がかかります。NISA口座では、ワン株の売買手数料が2026年3月17日約定分から完全無料になっています。
Q. 松井証券とマネックス証券、どちらで買えばいいですか?
A. どちらも日本株を扱っており、口座維持費は無料です。まず1株から少額で試すなら、買付手数料無料のワン株があるマネックス証券が候補です(松井証券の単元未満株は売却のみの取り扱いで、買い増しは電話での受付です)。1単元(100株・9月30日終値で約181万円)をまとめて買うと1日の約定代金が50万円を超えるため、松井証券でも通常の口座では手数料がかかります(100万円超200万円以下は2,200円・税込)。NISA口座と25歳以下の方は無料です。NISA口座は1人1金融機関のため、NISAをどこで使うかは事前に決めておきましょう。
※本セクションで紹介した数値・条件は2026年7月5日にマネックス証券公式サイトで確認したものです。手数料・キャンペーンは変更される場合があります。投資は元本保証がなく、損失が生じる可能性があります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
よくある質問(キオクシア株のFAQ)
Q. キオクシアとは何の会社ですか?
A. キオクシアは旧東芝メモリから独立した、NAND型フラッシュメモリの世界大手メーカーです。SSDやスマートフォン向けストレージなどに使用されるフラッシュメモリを製造しています。
Q. キオクシア株はどこで買えますか?
A. キオクシア(銘柄コード:285A)は東証プライム上場の日本株です。松井証券、SBI証券など、国内のほぼすべてのネット証券で購入可能です。外国株口座は不要です。
Q. キオクシアとSK HynixやMicronの違いは?
A. キオクシアの主力製品はNAND型フラッシュメモリで、SK HynixやMicronの主力であるDRAMやHBMとは異なるカテゴリです。NANDはデータ保存用、DRAMはデータ処理用のメモリです。
Q. キオクシアの株価はなぜ上場後に急騰したのですか?
A. AI需要によるデータセンター向けSSD需要の急増、NAND価格の回復、そして上場時の公開価格が保守的に設定されたことが主な要因です。
Q. 最新の決算(2026年7月31日発表)はどんな内容ですか?
A. 2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は売上収益1兆7,671億円(前年同期比+415.5%)、営業利益1兆2,700億円(約28倍)、親会社帰属四半期利益8,422億円(約46倍)でした。1四半期だけで前の期の年間営業利益8,704億円を超えています。あわせて8,000億円の自社株買い(2026年8月10日に取得終了)と、2026年10月1日を効力発生日とする1対3の株式分割が決まりました。9月29日からは、株価が分割後の水準で取引されています。配当は無配継続です。詳細は本記事の第1四半期決算セクションをご参照ください。
Q. キオクシア株は2026年に買うべきですか?
A. AI・NANDの長期成長を信じられる人向けの銘柄で、一度に大きく買うのは非推奨です。2026年9月30日終値18,095円(分割後)は、公開価格を分割後に換算した485円の約37倍です。1日で1割近く動く日もあるため、買うなら少額・複数回に分けるのが基本です。短期の値幅取りには、値動きが激しすぎます。
Q. キオクシアの2026年の株価見通しは?
A. AIデータセンター向けNAND需要の拡大と過去最高益の決算が追い風で、外資系証券から格上げや新規の買い推奨が出たこともあります。一方でNAND市況・米中規制・為替次第で大きく下振れるリスクもあり、上下どちらにも振れやすい高ボラティリティ局面です。断定的な目標株価は本記事では示しません。
Q. キオクシア株はいつが買い時ですか?
A. 明確な「正解の買い時」は、誰にも分かりません。ただ、急騰した直後の高値づかみは避けたいところです。決算後の急な値動きが落ち着いた局面や、NAND市況の調整で株価が下げた局面に、少額を何回かに分けて買うのが現実的な考え方です。
Q. キオクシアに配当はありますか?
A. 2026年9月時点で無配です。2027年3月期の第2四半期末の配当予想も0円と開示されています。ただし2026年8月に8,000億円の自社株買いを実施しており、配当ではない形での株主還元は始まっています。配当収入を目的とするのではなく、値上がり益を狙う銘柄という位置づけは変わりません。
Q. キオクシアの配当はいつから出ますか?
A. 配当を始める時期は、まだ示されていません。会社は2026年6月2日のInvestor Dayで累進配当政策を始める方針を示しましたが、2027年3月期の第2四半期末の配当予想は0円と開示されています(出典:2026年7月31日 第1四半期決算短信)。会社は通期の業績予想も出していないため、配当がいつ始まるかは、四半期ごとの決算発表で確認する必要があります。
Q. キオクシア株はNISAで買えますか?
A. はい、NISA成長投資枠の対象です。1単元(100株)は約181万円(2026年9月30日終値ベース)で、成長投資枠の年間上限240万円の範囲に収まります。ただし枠の大部分を使うため、単元未満株(1株単位)対応の証券会社で少しずつ買う方法もあります。つみたて投資枠は投資信託専用のため対象外です。
Q. キオクシア株は最低いくらから買えますか?
A. 東証の売買単位は100株のため、分割後の2026年9月30日終値18,095円なら約181万円が必要です。単元未満株(S株など1株単位)対応の証券会社なら、1株・約1.8万円前後から購入できます。
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まとめ
キオクシアは、NAND型フラッシュメモリの大手として、AI時代のデータストレージ需要から大きな恩恵を受けています。上場後の株価の急騰には、上場時の値付けが控えめだったことも関わっていたと考えられます。
ただし、NAND市場にはSamsungやSK Hynixなど強力な競合が存在し、NAND価格のサイクル変動リスクもあります。配当がゼロで通期予想も出ていない以上、投資判断はNAND市況と四半期決算を自分で追い続けられるかどうかにかかっています。
今日できる小さな一歩として、キオクシアのIRニュースで10月30日の決算発表の予定を確かめ、第2四半期の会社見通し(営業利益1兆8,900億円)と実績を見比べる準備をしておくのも一つの手です。
最後に、キオクシア株を1単元(100株)単位でNISA口座に入れる場合の入り口を置いておきます。松井証券は、NISA口座での日本株の売買手数料が0円です(1株から少額で試すなら、上で紹介したマネックス証券のワン株が向いています)。
▼ 申し込みの入り口(日本株)
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メモリ株の暴落リスク5選|AIバブル崩壊に備えるヘッジ法3選【2026年最新】
大きく値上がりしたキオクシア株を買う前に、下落局面でメモリ株がどう動くかを、リスク面から整理しておきたい方向けの1本です。
📝 更新履歴
- 2026-10-01: マイクロンの決算説明会(2026年9月30日)で示されたNANDの価格と需給の見通しを追記
- 2026-09-30: 株価を株式分割後の9月30日終値に更新・第2四半期の決算発表予定日とNANDシェア(2026年4〜6月期)を反映・文章を読みやすく整理
- 2026-09-07: 直近決算・自社株買い進捗・株価を公式IRで再確認・申し込み導線を刷新
- 2026-06-12: 構成刷新(買い時を判断する3つの定量指標・NISA対応の購入手順・中国YMTCリスク・株価チャートを追加し、株価情報を6月12日時点に更新)
- 2026-06-02: 結論ファースト構成へ改善・株価情報を更新
- 2026-05-15: 2026年3月期 通期決算を反映
- 2026-04-16: 記事公開
※本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。掲載している情報は2026年9月時点の公開情報・各社IR資料をもとに作成していますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資判断および売買の最終決定はご自身の責任で行ってください。

