毎月1万円を宝くじに使った場合と、投資に回した場合。30年後にどれだけ差がつくのかを数字で比べました。ジャンボ宝くじの1等の当せん確率(およそ1000万分の1)と期待値から、落ち着いて確かめます。
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※本記事は広告・PRを含みます。2026年4月時点の情報をもとに作成しています。投資は自己責任でお願いします。
この記事でわかること
- 宝くじの当せん確率と、戻ってくる割合(還元率)
- 同じ金額を宝くじと積立投資に回したときの試算の違い
- 宝くじを買ってしまう心理と、投資にも元本保証がないこと
先に結論:宝くじは、買い続けると平均して投入額の半分ほどしか戻らない計算です。同じお金を長く積み立てて投資に回した試算のほうが、期待される結果は大きく上回ります。ただし投資にも元本保証はなく、途中で値下がりする期間もあります。宝くじと投資のどちらにお金を回すかで迷っている方は、数字を一つずつ確かめながら読み進めてみてください。
「宝くじで一攫千金」と「投資でコツコツ」。お金を増やす手段として、どちらが優れているのでしょうか。この2つを落ち着いて数字で比べると、はっきりした差が見えてきます。この記事では、毎月1万円を宝くじに使った場合と投資に回した場合で、30年後にどれだけの差が生まれるかを試算します。
宝くじの期待値を冷静に計算する
宝くじの魅力は、「少額で億万長者になれるかもしれない」ことです。では、その確率を見てみましょう。ジャンボ宝くじの1等の当せん確率は、およそ1000万分の1といわれています。これは、東京都の人口全員が1枚ずつ買って、やっと1人当たるかどうか、という確率にあたります。
もっと大切なのが「期待値」という考え方です。期待値とは、宝くじを1枚買ったときに、平均するといくら戻ってくるかを示す数字です。日本の宝くじの還元率はおよそ46〜47%とされていて、1枚300円の宝くじを買った場合、期待される戻りは約140円になります。
つまり、宝くじを買い続けると、長い目で見れば投入額の約半分しか戻ってこない計算になります。これは、競馬(JRAの払戻率は馬券の種類により70〜80%)などと比べても低い水準です(出典:JRA「勝馬投票法ごとの払戻率について」)。
毎月1万円を宝くじに使い続けた場合
毎月1万円を宝くじの購入にあて続けた場合、30年間の総投入額は360万円です。還元率46%で計算すると、30年間で戻ってくる金額の期待値はおよそ166万円。約194万円が消えてしまう計算です。
もちろん、運がよければ大きな当せん金を得る可能性もゼロではありません。ただ、それは確率的にとてもまれなケースで、ほとんどの購入者は期待値どおり、つまり投入額の半分以下の結果に落ち着きます。
宝くじには「夢を買う」楽しみがあるので、娯楽として少額を楽しむ分には問題ありません。けれども、資産形成の手段として宝くじに頼るのは、数字の上ではとても効率の悪い選択といえます。
毎月1万円を投資に回した場合
同じ毎月1万円を投資に回した場合はどうでしょうか。いくつかの利回りを仮定して試算してみます。
年利3%で30年間積み立てた場合、資産額はおよそ583万円になります。元本360万円に対して、複利(増えた分にも利益がつく仕組み)による利益は約223万円です。年利5%の場合はおよそ832万円、年利7%の場合はおよそ1,220万円になります。
宝くじの期待値166万円と比べると、年利3%の試算でも3.5倍、年利7%なら約7.4倍です。しかも、投資では値下がりしていなければ元本が残りますが、宝くじは購入代金の大半が戻ってきません。差はとても大きいといえます。
なぜ人は宝くじを買ってしまうのか──心理学的な分析
数字で見れば投資の試算のほうが上回るのに、なぜ多くの人が宝くじを買い続けるのでしょうか。これには心理的な理由があります。
第一に「確率の過大評価」です。人の脳は、とても小さな確率(1000万分の1)を正しくとらえるのが苦手です。「当たるかもしれない」という感覚が、実際の確率よりずっと大きく感じられてしまいます。
第二に「現在バイアス」です。毎月コツコツ投資して30年後に1,000万円を得るよりも、すぐに3億円が手に入る(かもしれない)ほうに心が引かれるのは、人として自然な反応です。遠い将来の大きな利益より、目の前の小さな興奮を優先してしまう傾向があります。
第三に「社会的証明」です。周りの人が宝くじを買っている、テレビで当せん者の特集が組まれるなど、宝くじを買うことが「普通のこと」と受け止められていることも、買う行動を後押ししています。
投資で利益が出る確率は、宝くじとどう違う?
宝くじの1等の当せん確率が1000万分の1なのに対して、投資で利益が出る確率はどれくらいなのでしょうか。長い期間、分散して積み立てるほど元本割れになりにくかった、という過去のデータを示す資料もあります。
ただし、これはあくまで過去の結果で、将来も同じになるとは限りません。投資で利益が出る確率は、宝くじのように数字ひとつで言い切れるものではない点に注意が必要です。
また、投資で「億万長者になる」のは簡単ではなく、月1万円の積立で1億円に届くには、とても長い時間と高い利回りが欠かせません。投資は「一攫千金」ではなく、「着実な資産形成」のための手段だと考えておくことが大切です。
宝くじと投資の「いいとこ取り」という考え方
宝くじを完全にやめる必要はありません。たとえば「1万円の予算のうち9,000円を投資に、1,000円を宝くじに」という配分なら、投資による資産形成を進めながら、宝くじの楽しみも残せます。
投資でコツコツ積み立てつつ、年に数回のジャンボ宝くじで夢を楽しむ。このバランスも、お金との上手な付き合い方の一つといえるでしょう。
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まとめ──数字は嘘をつかない

毎月1万円を30年間、宝くじに使うか投資に回すかで、期待される結果には数百万円以上の差が生まれます。宝くじの期待値約166万円に対し、年利5%の投資の試算なら約832万円。この差を決めるのは「運」ではなく「数学」です。
「いつか当たるかもしれない」という夢に賭けるのも悪くはありませんが、宝くじと違って、投資は、試算の上では「期待値がプラス側にある選択肢」です。ただし元本が保証されているわけではなく、途中で値下がりする期間もあります。
証券口座の候補としては、筆者自身が米国株とS&P500のETFの運用に使っているマネックス証券もあります。
比べる材料として、まずは自分が毎年宝くじに使っている金額を、家計簿やレシートで確かめてみてください。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。掲載している情報は2026年4月時点の公開情報・各社IR資料をもとに作成していますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資判断および売買の最終決定はご自身の責任で行ってください。

