※本記事は広告・PRを含みます。2026年9月26日時点で確認した情報をもとに作成しています。
米国株アプリを開くと、並ぶのはいつもの大企業ばかり。「GAFAMの次」を検索してみても、出てくる社名が今も伸びているのかは分かりにくいですよね。そんな方に向けて書きました。
筆者(island-name)が2026年4月に「GAFAMとは違う伸び方をしそうな分野」の例として挙げた日本発の12社を、9月の決算で点検し直しました。先に結論:12社のうち株を買えるのは7社で、黒字で伸びているのはAI分野の3社だけでした。買う前に、分野ごとの今の段階を知っておきたい方の参考になればうれしいです。
この記事の答え
「GAFAMの次」は会社名より分野で見るのが現実的です。4分野12社のうち、2026年9月時点で東証に上場しているのは7社です。
- AI・ソフトの3社(Appier・PKSHA・AI inside)は直近の決算で増収・営業黒字
- 再生医療と宇宙の4社は上場済みでも営業赤字。承認・打ち上げなど節目の結果で大きく動きます
- 残る5社は未上場で、証券口座では買えません
12社は筆者が分野の代表例として選んだもので、株価の予想ではありません。投資の判断はご自身でお願いします。
なぜ「GAFAMの次」を分野で探すのでしょうか
GAFAMは、広告・買い物・スマホなど「すでにある暮らし」をデジタルに置き換えて大きくなりました。この記事で扱うのは、心臓の再生医療、宇宙のごみ除去、核融合のように、まだ市場そのものが小さく、技術が完成すれば新しく生まれる分野です。
分野が伸びても、個々の会社が残るとは限りません。そのため、会社名より「どの分野が、いまどの段階か」を先に押さえておくと、迷いにくくなります。
4分野12社の一覧(2026年9月26日時点)

上場していて買えるのは7社、未上場で買えないのは5社です。
| 分野 | 会社 | 何をしている会社か | 上場市場(証券コード) |
|---|---|---|---|
| AI・ソフト | Appier Group | AIで広告・販促を支援 | 東証プライム(4180) |
| AI・ソフト | PKSHA Technology | 企業向けAIの開発・提供 | 東証プライム(3993) |
| AI・ソフト | AI inside | 書類を読み取るAI「DX Suite」 | 東証グロース(4488) |
| バイオ・食 | Heartseed | iPS細胞で心不全を治す研究開発 | 東証グロース(219A) |
| バイオ・食 | クオリプス | iPS細胞の心筋シート「リハート」 | 東証グロース(4894) |
| バイオ・食 | SprouTx(旧DAIZ) | 発芽大豆の植物肉「ミラクルミート」 | 未上場 |
| 宇宙 | アストロスケールHD | 宇宙ごみの除去 | 東証グロース(186A) |
| 宇宙 | QPSホールディングス | 小型レーダー衛星で地上を観測 | 東証グロース(464A) |
| 宇宙 | インターステラテクノロジズ | 小型ロケット「ZERO」の開発 | 未上場 |
| クリーンテック・移動 | 京都フュージョニアリング | 核融合発電の装置 | 未上場 |
| クリーンテック・移動 | チャレナジー | 台風でも回る風力発電機 | 未上場 |
| クリーンテック・移動 | SkyDrive | 空飛ぶクルマ | 未上場 |
各社IR・決算短信で確認(2026年9月26日)。QPSは2025年12月に持株会社へ移行(旧コード5595)。
4月版は11社しか載っていなかったため、2026年3月に承認を得たクオリプスを加えました。
AI・ソフトの3社:3社とも増収・営業黒字
4分野のうち、数字の上で「稼げる段階」に入っているのはこの3社です。どれも、企業の仕事にAIを組み込む道具を売る会社です。
| 会社 | 直近の決算 | 売上 | 利益 | 会社の通期予想 |
|---|---|---|---|---|
| Appier | 2026年12月期 中間期(1〜6月) | 249.5億円(前年同期比26.9%増) | 営業利益16.6億円(88.6%増) | 売上収益543.8億円に上方修正 |
| PKSHA | 2026年9月期 第3四半期累計(2025年10月〜2026年6月) | 283.4億円(84.1%増) | 事業利益47.1億円(46.3%増) | 売上収益350億円(据え置き) |
| AI inside | 2027年3月期 第1四半期(4〜6月) | 約11.9億円(5.1%増) | 営業利益 約1.8億円(83.7%増) | 売上高52.3億円 |
出典:各社の決算短信(Appier・PKSHA 8月13日、AI inside 8月12日)。2026年9月26日確認。
PKSHAの売上が大きく伸びたのは、AIが業務を代行する「AI Powered Worker」事業の売上が前年同期の約7倍(623.0%増)になったためです。主な理由は連結子会社の増加です。一方で、最終的な利益(親会社帰属)は2.0%減でした。AI inside は売上の伸びが5%台で、利益の伸びは労務費・外注費などの減少によるものです。
バイオ・食の3社:承認という節目の前後
この分野は国の承認が出るまで売上がほとんど立ちません。上場2社は、ちょうどその節目にいます。
| 会社 | 2026年9月時点の状況 | 直近の数字 |
|---|---|---|
| クオリプス | 「リハート」が2026年3月6日に条件・期限付き承認。9月1日に保険収載(償還価格5,320万円)を会社が開示。保険診療での実際の販売・移植は公式に記載が見つかりませんでした | 会社予想の売上高5.4億円(2026年7月の会社開示、日刊薬業の報道) |
| Heartseed | 主力「HS-001」は2026年内の承認申請を目指すと会社が説明 | 2026年12月期中間期は売上高4.67億円・営業損失6.21億円 |
| SprouTx(旧DAIZ) | 2025年4月1日に吸収合併され、社名がSprouTxに | 決算の開示なし |
出典:クオリプス適時開示、事業構想オンライン、クオリプス適時開示「リハートの保険収載に関するお知らせ」(2026年9月1日)、Heartseed決算短信(8月14日)と決算説明会の書き起こし、SprouTxのお知らせ。2026年9月26日確認。
宇宙の3社:受注は積み上がるが、まだ赤字
宇宙の3社は資金を集めて開発を進める段階で、上場2社とも営業赤字です。
| 会社 | 直近の決算・発表 | 中身 |
|---|---|---|
| アストロスケールHD | 2027年4月期 第1四半期(9月11日発表) | 売上収益11.95億円(4.4%減)、営業損失27.5億円。受注残高363.5億円 |
| QPSホールディングス | 2026年5月期 通期(7月14日発表) | 売上高38.0億円、営業損失8.3億円。来期(2027年5月期)は売上高100億円・営業黒字(3億円)の会社予想 |
| インターステラテクノロジズ | 2026年1月16日発表 | 201億円を調達し累計446億円。ZERO初号機の打ち上げ日は公式に記載なし |
出典:アストロスケールIR・SPACE CONNECT、QPSホールディングス決算短信、インターステラのプレスリリース・ZERO公式ページ。2026年9月26日確認。
QPSの「来期は営業黒字(3億円)」は会社の予想で、防衛省向けの画像提供が通年で寄与することが前提です。補助金収入は営業利益ではなく経常利益の側に入ります(SPACE CONNECTの決算解説)。
クリーンテック・移動の3社:すべて未上場
この3社はどれも未上場で、証券口座からは買えません。ただ、資金の集まり方から、分野への期待を読み取ることはできます。
| 会社 | 2026年9月時点で確かめられたこと |
|---|---|
| 京都フュージョニアリング | 2026年8月、JR東日本など14社から167億円を調達。企業価値は国内の核融合新興で初めて1,000億円を超えたと日経が報道 |
| SkyDrive | 2026年8月21日に追加の資金調達を発表。2028年の商用サービス開始を目指す |
| チャレナジー | 2025年9月にマクニカと事業提携。上場予定は公式に記載が見つかりませんでした |
出典:日本経済新聞、SkyDrive、チャレナジー。2026年9月26日確認。
上場7社を売買するのに必要なもの
上場7社はすべて東証の銘柄なので、国内株の証券口座があれば、NISAの成長投資枠でも売買できます。ドルへの両替は要りません。
下の表は、この記事で紹介する2社の国内株(現物)の手数料です。
| 証券会社 | NISA口座の国内株 | 課税口座の国内株 |
|---|---|---|
| 松井証券 | 手数料無料(インターネット取引) | 1日の約定代金の合計50万円まで無料。25歳以下は無料 |
| DMM株 | 手数料無料 | 1回ごとに55円〜880円(税込) |
出典:松井証券 国内株式手数料、DMM株 取引手数料(2026年9月26日確認)。
課税口座で少額ずつ買うなら、1日50万円まで無料の松井証券が合っています。NISAなら、どちらも無料です。
松井証券(国内株・1日50万円まで手数料0円)
※広告・PR。手数料・条件は申し込み前に公式サイトでご確認ください。
DMM株(NISAなら国内株・米国株とも手数料無料)
※広告・PR。手数料・条件は申し込み前に公式サイトでご確認ください。
買う前に知っておきたい3つのリスク
こうした会社は1つの発表で株価が大きく動くことがあります。
| リスク | 実際に起きたこと |
|---|---|
| 提携先の方針転換 | 2025年9月30日、Heartseedがノボ ノルディスクから提携解消の通知を受けたと発表し、株価はストップ安の売り気配に。ノボは自社の戦略見直しが理由と説明 |
| 赤字が続く | 上場4社が営業赤字。開発費のために新株や社債で資金を集めることがあります |
| 予定の後ずれ | 打ち上げ・承認・商用運航は、目標どおりに進むとは限りません |
出典:日本経済新聞(2025年9月30日)、株探ニュース(2025年9月30日)。
そこで、投資信託などを土台にして、こうした銘柄は一部だけ持つ「コア・サテライト」という考え方がよく使われます。割合は人それぞれで大丈夫です。
まとめ:12社の「いま」を分野ごとに見る


まず気になる分野を1つ決め、その分野の上場企業の決算を次の発表まで追ってみるところから始めると、判断の材料がそろいます。売買の前には各社IRで最新の決算を確認してください。
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【免責事項】
本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。情報は2026年9月26日時点のもので、その後変わる場合があります。元本の保証はなく、損失が発生する可能性があります。

