マイクロン(Micron・MU)の決算を、四半期ごとに記録していくページです。最新は2026年9月30日(米国時間)発表の2026会計年度 第4四半期(FQ4’26)で、売上は542.3億ドルと、会社予想と市場予想をどちらも上回りました。次回(FQ1’27)の日付はまだ発表されていません。過去3年は12月17〜20日の発表で、日本時間では翌朝です(目安)。
※本記事は広告・PRを含みます。2026年10月1日時点で確認した情報をもとに作成しています(決算はFQ4’26=2026年9月30日発表分まで)。投資にはリスクが伴います。投資判断は自己責任でお願いします。
先に結論:マイクロンの最新の決算(FQ4’26)は、会社の説明では売上・粗利率・1株利益のどれも6月の会社予想の上限を上回りました。説明会では2027・2028年はさらに品薄になるとみる一方、費用と設備投資は6月の見通しより増やすとしています。「次はいつ?」「前回の話は当たった?」を確かめたい方は、気になる表から読んでみてください。
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次の決算はいつ?(FQ1’27・日本時間の目安)
「マイクロンの決算はいつ?」と調べて来た方のために、先に答えを置いておきます。
次回:2027会計年度 第1四半期(FQ1’27)の決算
- 発表日:未発表(2026年10月1日時点で、会社の公式な予定は出ていません)
- 目安:過去3年の第1四半期は、12月17〜20日(いずれも水曜日・米国時間)に発表
- 時刻の目安:米国の取引が終わったあとに発表。説明会は米国東部の16時30分から(12月なら日本時間の翌朝6時30分)
- 公式か目安か:上の日付と時刻は過去の実績からの目安で、会社の発表ではありません
- 最終確認日:2026年10月1日(Micronの投資家向けサイトの予定一覧)
過去の第1四半期は、次のとおりでした。
| 四半期 | 発表日(米国時間) | 説明会の開始(米国) | 日本時間 |
|---|---|---|---|
| FQ1’26 | 2025年12月17日(水) | 16時30分(東部) | 12月18日(木)6時30分 |
| FQ1’25 | 2024年12月18日(水) | 14時30分(山岳部)=16時30分(東部) | 12月19日(木)6時30分 |
| FQ1’24 | 2023年12月20日(水) | 14時30分(山岳部)=16時30分(東部) | 12月21日(木)6時30分 |
※Micronの投資家向けサイトの予定一覧と、FQ1’26の決算発表文(米SECに提出・2025年12月17日)で確認。日本時間は12月の米国東部標準時(日本より14時間遅い)で計算しました。日付が発表されたら、この欄を書き換えます。
最新の決算(FQ4’26)を3行で
- 売上は542.3億ドルで、前年同期より379%増えました。6月の会社予想(500億ドル±10億ドル)の上限と、市場予想(LSEG集計・510.7億ドル)をどちらも上回っています。
- 次の四半期(FQ1’27)の会社予想は売上615億ドル±15億ドルで、市場予想(570.2億ドル)より高い水準です。一方で、粗利率は87.0%から約86.25%へ少し下がる見込みです。
- 説明会でとくに目立ったのは、品薄の見通しです。2027・2028年は2026年よりはるかに品薄とみて、設備投資を従来の計画より増やすと説明しています。
2026会計年度(2026年9月3日締め)の通年の売上は1,331.9億ドルで、前の年の3.5倍でした。
数字の表:会社予想・市場予想と実績(FQ4’26)
6月24日に会社が出した予想、発表時点の市場予想(LSEG集計)、実績を並べました。売上・粗利率・1株利益(EPS)は会社予想を上回り、営業費用は予想より大きくなりました。
| 項目 | 会社予想(6月24日発表) | 市場予想(LSEG・発表時点) | 実績(FQ4’26) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 500億ドル±10億ドル | 510.7億ドル | 542.3億ドル |
| 粗利率(Non-GAAP) | 約86% | — | 87.0% |
| 粗利率(GAAP) | 約86% | — | 86.8% |
| 営業費用(Non-GAAP) | 約16.5億ドル | — | 25.7億ドル |
| 営業費用(GAAP) | 約18.6億ドル | — | 33.0億ドル |
| 営業利益(Non-GAAP) | — | — | 446.4億ドル(売上の82.3%) |
| 営業利益(GAAP) | — | — | 437.5億ドル(売上の80.7%) |
| EPS(Non-GAAP・希薄化後) | 31.00ドル±1.00ドル | 31.61ドル | 33.42ドル |
| EPS(GAAP・希薄化後) | 30.73ドル±1.00ドル | — | 32.87ドル |
※会社予想の欄の「—」は会社の見通しの表に無い項目、市場予想の欄の「—」は確かめられなかった項目です。
市場予想に対しては、売上が約6.2%、Non-GAAPのEPSが約5.7%上回りました(計算)。営業費用が前の四半期から増えた理由として、会社は全社員の賞与の上乗せと、地域社会への投資3億ドルを挙げています。
次の四半期(FQ1’27)の予想は次のとおりです。
| 項目 | 会社予想(GAAP) | 会社予想(Non-GAAP) | 市場予想(LSEG) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 615億ドル±15億ドル | 615億ドル±15億ドル | 570.2億ドル |
| 粗利率 | 約85.95% | 約86.25% | — |
| 営業費用 | 約23.1億ドル | 約20.6億ドル | — |
| EPS(希薄化後) | 37.84ドル±1.00ドル | 38.15ドル±1.00ドル | 35.40ドル(Non-GAAP) |
売上予想の中央値は、市場予想を約7.9%上回ります(計算)。事業部門ごとの数字は次のとおりです。
| 部門(FQ4’26) | 売上 | 売上に占める割合 | 前の四半期比 | 粗利率 |
|---|---|---|---|---|
| クラウドメモリ(CMBU) | 162.8億ドル | 30% | +18% | 83% |
| コアデータセンター(CDBU) | 180.0億ドル | 33% | +56% | 90% |
| モバイル・PC(MCBU) | 131.1億ドル | 24% | +14% | 90% |
| 自動車・組み込み(AEBU) | 68.2億ドル | 13% | +47% | 84% |
製品別では、DRAMが398億ドル(売上の73%)で価格は前の四半期より10%台後半の上昇、NANDが141億ドル(26%)で価格は約30%の上昇でした。
※実績と会社予想はMicronの決算発表文(2026年9月30日)・決算スライド・説明会の原稿、6月の会社予想はFQ3’26の決算発表文(2026年6月24日)、市場予想はLSEGの集計(ロイター 2026年9月30日の報道)によります。
説明会(カンファレンスコール)で話したこと
米国時間9月30日(日本時間10月1日の朝5時30分)の説明会の要点です。会社が公開した原稿(Prepared Remarks)をもとにし、質疑応答の中身は報道サイトの書き起こしをもとに分けて書いています。
1. HBM:2027年分の大部分を契約済み
HBM(AI向けの高速メモリ)の売上は、全社の売上(前の四半期比+31%)より速く伸びました(金額は非公表)。2027年に出荷するHBMの大部分は、前年より大幅に高い価格で契約済みと説明しています(原文「vast majority of our calendar 2027 HBM bit supply」)。質疑では、2027年のHBMは量の多くが完売していると述べたと報じられています(Investing.com の書き起こし)。
2. NVIDIAと特注型のHBM4E「NVHBM」
NVIDIAと、業界初の特注型HBM4E「NVHBM」に取り組んでいると明かしました(原文「industry’s first custom-HBM4E implementation」)。次世代のGPUなどに採用される予定です。HBM4の立ち上げは順調に進んでいるとし、量や金額の数字はありませんでした。
3. 品薄の見通し:釣り合う時期は見えない
2027・2028年の需給は、2026年よりはるかに厳しくなるとの見方です。業界の出荷量の伸びは、DRAMが2026年に20%台半ば・2027〜2028年に約20%台前半、NANDが2026年に20%台前半・2027〜2028年に約20%台半ばで、両年とも供給不足が続く見込みです。需給がいつ釣り合うかは見通せないとしています(原文「we do not have line of sight」)。
4. 長期契約(SCA)は26件に
SCAは、顧客に数年分の引き取りを約束してもらう長期契約です。26件(6月時点は16件)に増え、2030年までの売上の35%超にあたる見込みです。受注残(RPO)は約1,500億ドル、顧客からの資金の約束は320億ドルです。CFOは、価格が下限でも過去の好況期のピークを大きく上回る利益率を見込むとしています。質疑では、長期契約以外も含めて2027年の生産量の75%超が約束済みと述べたと報じられています(Investing.com)。
5. 次の四半期と2027会計年度:粗利率はFQ1が底
FQ1’27の売上は615億ドル±15億ドルと過去最高の見込みで、2027会計年度は毎四半期の増収を見込みます。粗利率はFQ1が2027会計年度の底との説明です(原文「fiscal Q1 to be the floor for gross margins」)。FQ4に決めた賞与の上乗せのうち製造部門の分が在庫に入り、FQ1に費用になるためで、その後は値上がりのペースが緩やかでも上がる見込みです。営業費用は、研究開発と賞与で2027会計年度に約25億ドル増える見込みです。
6. 設備投資と株主還元
設備投資はFQ1が約115億ドル、上半期で約250億ドル、下半期はさらに増える見込みです(通年の金額は示していません)。増える分の多くは、工場の建屋(クリーンルーム)の建設です。株主還元は2026年12月9日から増やし、いずれ余った現金の100%を株主に返す方針です。質疑では、残りの自社株買いの枠は22億ドルで、近く追加の枠を求めると述べたと報じられています(Investing.com)。
※出所:Micron「決算説明会の原稿(Prepared Remarks)」(2026年9月30日)。質疑応答の内容はInvesting.com の書き起こし(2026年9月30日)で、会社の公式の書き起こしでは確かめていません。
6月に言ったことは当たった?(前回の見通しと今回の結果)
6月24日(FQ3’26の発表時)の見通し・説明と、9月30日の結果を並べました。数字の見通しは上回った一方で、費用と設備投資は6月より大きな計画に変わっています。
| 項目 | 6月24日に会社が言ったこと | 9月30日の結果・説明 | どうだったか |
|---|---|---|---|
| FQ4の売上 | 500億ドル±10億ドル | 542.3億ドル | 上限を約32億ドル上回る |
| FQ4の粗利率(Non-GAAP) | 約86% | 87.0% | 上回る |
| FQ4のEPS(Non-GAAP) | 31.00ドル±1.00ドル | 33.42ドル | 上限を上回る |
| FQ4の営業費用(Non-GAAP) | 約16.5億ドル | 25.7億ドル | 約9.2億ドル多い(前の四半期から増えた理由として、会社は賞与の上乗せなどを挙げる) |
| 値上がりのペース | FQ4の粗利率の見通しは、値上がりのペースがはっきり緩やかになる前提 | DRAMの価格は前の四半期比10%台後半、NANDは約30%の上昇(FQ3はDRAMが60%台前半、NANDが80%台半ば) | ペースは緩やかになったが、粗利率は見通しを上回る |
| 品薄の見通し | 2027年より先まで品薄が続く | 2027・2028年は2026年よりはるかに品薄 | より強い言い方に |
| 長期契約(SCA) | 16件・顧客の資金の約束220億ドル・受注残(RPO)約1,000億ドル | 26件・320億ドル・約1,500億ドル | 件数も金額も増えた |
| 設備投資(FQ4・2026会計年度) | FQ4は約100億ドル、通年は約270億ドル | FQ4は107.7億ドル、通年は273.7億ドル(いずれも純額) | ほぼ見通しどおり(FQ4はやや多い) |
| 2027会計年度の営業費用 | 約10億ドル増える | 約25億ドル増える | 見通しを引き上げ |
| 2027会計年度の設備投資 | 各四半期でFQ4の水準を上回る | FQ1は約115億ドル、上半期は約250億ドル、下半期はさらに増。従来の計画より増やす | 計画を引き上げ |
| シンガポールのHBM組み立て工場 | 2027年前半からHBMの組み立て能力に大きく寄与 | 準備が計画より前倒しで、2027年初めに最初の生産(initial output)の見込み | 前倒し |
| 株主還元 | 2026年12月9日から還元を増やす | 同じ方針を改めて説明 | 変わらず |
※6月の見通しと説明はFQ3’26の決算発表文と説明会の原稿(2026年6月24日)、9月の結果はFQ4’26の決算発表文・説明会の原稿・決算スライド(2026年9月30日)によります。「約32億ドル」「約9.2億ドル」は計算です。
12月の決算では、FQ1’27の会社予想(売上615億ドル±15億ドル・粗利率約86.25%)に届いたかが、照合の見どころになります。
市場の反応(株価)
決算は米国の取引終了後に発表されました。発表日(9月30日)の終値は1,065.11ドルで、決算を受ける前の値です。決算を受けた10月1日の終値は1,097.39ドルで、発表日(9月30日)の終値1,065.11ドルから約3.0%上がりました(計算・Nasdaq・Yahoo Finance)。最新の株価は証券会社のアプリなどで確認してください。時間外の値動きは、出所ごとに数字がばらばらだったため載せていません。
参考までに、前回(6月24日発表)は翌日の終値が1,213.56ドルで、発表日の1,048.51ドルから約15.7%上がりました(計算)。
※終値はNasdaqとYahoo Financeの日足で、2つが一致した値です(2026年10月1日確認)。
これまでの四半期の一覧
決算のたびに、新しい四半期を上に足していきます。
| 四半期 | 発表日(米国時間) | 売上 | 粗利率(Non-GAAP) | 会社予想との差(売上) | 説明会の一言 |
|---|---|---|---|---|---|
| FQ4’26(2026年9月3日締め) | 2026年9月30日 | 542.3億ドル | 87.0% | 予想500億ドル±10億ドルの上限を約32億ドル上回る | 2027・2028年は2026年よりはるかに品薄。HBMの2027年分は大部分を契約済み |
| FQ3’26(2026年5月28日締め) | 2026年6月24日 | 414.6億ドル | 84.9% | 予想335億ドル±7.5億ドルの上限を約72億ドル上回る | 長期契約(SCA)16件を発表。品薄は2027年より先まで続く見込み |
※売上と粗利率は各回の決算発表文、会社予想は前の四半期の決算発表文(FQ3’26の予想はFQ2’26の決算発表文・2026年3月18日)によります。差は計算です。
関連記事
日本から買うには
マイクロンの株(ティッカー:MU)は米国のナスダックに上場していて、米国株を扱う日本の証券会社で取引できます。会社の紹介、強みとリスク、DMM株で買う手順は、株の記事「マイクロン(Micron・MU)株分析|売上542億ドルの決算とHBM4、モルガン・スタンレーの評価の推移」にまとめています。
口座をこれから作る方向けに、その記事でも紹介している証券会社の案内を1つだけ載せておきます。
出所と確認日・更新の記録
数字は会社の公式資料の値で、報道は市場予想と質疑応答にだけ使っています。確認日はすべて2026年10月1日(日本時間)です(10月1日の終値だけは10月2日に確認)。
- Micron FQ4’26の決算発表文(米SECに提出・2026年9月30日)
- Micron 説明会の原稿(Prepared Remarks・2026年9月30日)・決算スライド(2026年9月30日)
- Micron FQ3’26の決算発表文(2026年6月24日)・説明会の原稿(2026年6月24日)
- Micron FQ2’26の決算発表文(2026年3月18日)(FQ3’26の会社予想)
- Micron FQ1’26の決算発表文(2025年12月17日)・投資家向けサイトの予定一覧(次回の目安)
- 市場予想:LSEGの集計(ロイター 2026年9月30日の報道)
- 質疑応答:Investing.com の説明会の書き起こし(2026年9月30日)
- 株価の終値:Nasdaq・Yahoo Finance
更新の記録
- 2026-10-01 作成:FQ4’26 と FQ3’26 を記録
- 2026-10-02 10月1日の終値を追加
よくある質問
Q. マイクロンの次の決算はいつですか?
A. 2026年10月1日時点で、次回(FQ1’27)の日付は未発表です。過去3年の第1四半期は12月17〜20日(米国時間・水曜日)の発表で、説明会は米国東部の16時30分(日本時間の翌朝6時30分)からでした。
Q. 決算説明会(カンファレンスコール)はどこで聞けますか?
A. Micronの投資家向けサイト(investors.micron.com)で、音声とスライドがネット中継されます。説明会の原稿(Prepared Remarks)も同じサイトに載ります。
Q. 「FQ4’26」とは何ですか?
A. Micronの会計年度の第4四半期のことで、’26は2026会計年度を指します。FQ4’26は、2026年5月29日から9月3日までの期間です。
Q. GAAPとNon-GAAPは何が違いますか?
A. GAAPは米国の会計基準どおりの数字、Non-GAAPは株式報酬などを除いた会社の調整後の数字です。今回のGAAPの営業費用には、Non-GAAPでは除かれる特許ライセンス費用5億ドルが入っています。
まとめ
最新のFQ4’26は売上542.3億ドルで、会社予想と市場予想をどちらも上回りました。説明会では2027・2028年の品薄を強調し、費用と設備投資を増やす計画も示しています。次回(FQ1’27)は日付が未発表で、過去3年の例では12月中旬の発表です。
12月の発表の前に「6月に言ったことは当たった?」の表を一度ながめておくと、次に何を確かめればよいかがつかみやすくなります。
投資の判断は、最新の公式情報を確かめたうえで、ご自身でお願いします。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。掲載している情報は、2026年10月1日時点で確認した各社のIR資料・公開情報(決算はFQ4’26=2026年9月30日発表分まで)をもとに作成していますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資判断および売買の最終決定はご自身の責任で行ってください。
