Excelでの顧客管理がどこで行き詰まるのかと、Supabase×Claude Codeで無料枠のCRMを作る手順をまとめました。商談リマインドまでの5ステップと、売上予測などの自動化の例を紹介します。
※本記事は広告・PRを含みます。
この記事でわかること
- Excel顧客管理の限界がどこにあるか
- Supabase×Claude Codeで無料CRMを作る具体的手順
- 商談リマインド・売上予測まで含む5ステップ実装
- Salesforce等の有料CRMとの機能比較
「顧客リストExcelが肥大化して、誰がどのステータスか追えない…」
一人社長やフリーランスなら、最初は1枚のExcelで顧客管理を始めた方も多いと思います。顧客が20件を超えたあたりから、商談履歴・タスク・請求状況がばらばらになり、大事なフォローを忘れてしまう。そんな場面に心当たりはありませんか。
先に結論:Supabaseの無料枠とClaude Codeを組み合わせると、データベースの費用は月額0円のまま、5時間ほどを目安にCRMを組み立てられます。Claude Codeの利用料は別にかかりますが、Salesforceの一人あたり月1万円を超えるプランの代わりを、自分に合う形で作れます。顧客リストを整えるところから、5ステップの手順を順に見ていきましょう。
Excelの顧客管理で行き詰まる3つのところ
1. 検索・絞り込みに手間がかかる
顧客が50件を超えるあたりから、「先月商談した人をすぐに出す」といった作業が手間になってきます。
2. 複数の端末で同じ情報を見にくい
外出先のスマホから顧客情報を見たいとき、パソコンに保存したExcelファイルでは難しい場面があります。
3. リマインドを自動にしにくい
「3ヶ月フォローしていない顧客に連絡する」ときも、相手を手作業で探す形になり、どうしても漏れが出やすくなります。
無料枠から使えるSupabase
Supabaseは、PostgreSQLをもとにしたオープンソースのBaaS(Backend as a Service)です。データベースや認証の仕組みを、自分でサーバーを用意せずに使えます。
| 機能 | Supabase無料枠 | 一人社長の必要量 |
|---|---|---|
| データベース容量 | 500MB | 100MB以下で十分 |
| API呼び出し | 無制限 | 月1万回以下 |
| 認証ユーザー数 | 5万人 | 1人 |
| 料金 | 0円 | — |
一人社長のCRMなら、無料枠でも十分に足ります。ただし無料枠のプロジェクトは、しばらく使わないと一時停止されるため、定期的に開くようにしておきます。
CRM構築の5ステップ
見出しのかっこ内の時間は、はじめての人が進める場合を例にした試算です。
ステップ1:Supabaseのアカウントを作る(10分)
公式サイトから、GitHubのアカウントなどで登録します。新しいプロジェクトを作り、URLとAPIキーを控えておきます。キーはファイルに直接書かず、環境変数(プログラムの外に置く設定値)などで管理します。
ステップ2:Claude CodeとMCPでつなぐ(20分)
Claude CodeのMCP(Model Context Protocol。外部のサービスとつなぐための仕組み)で、Supabaseとつなぎます。接続の手順はSupabaseの公式ドキュメントに沿って進め、わからない点はClaude Codeに聞きながら設定できます。
ステップ3:テーブル設計を頼む(30分)
「一人社長向けCRMのテーブル設計をして」と頼むと、設計案を出してくれます。たとえばcustomers・deals・tasks・activitiesの4テーブル(データベースの中の表)に分ける案です。
ステップ4:今のExcelデータを取り込む(1時間)
「customers.xlsxをSupabaseのcustomersテーブルにインポートして」と頼むと、まとめて取り込めます。重複がないかの確認も、あわせてお願いしておくと安心です。
ステップ5:自動リマインドを設定する(1時間)
「最終接触から30日経った顧客リストを毎週月曜9時にメールで送って」と頼みます。Claude Codeの予約タスクの機能や、メールを送る仕組みと組み合わせて、決まった時刻に動く形にします。
CRMでできる自動化の例
- 商談ステージ別の進捗ダッシュボードの自動生成
- 見込み顧客の優先度スコアリング
- 長く連絡していない顧客への、リマインドメールの下書き
- 月次売上予測の自動算出
- 失注要因の分析レポート作成
有料CRMとの機能比較
| 機能 | Claude×Supabase | Salesforce | HubSpot |
|---|---|---|---|
| 月額費用 | 0円(Supabase無料枠。Claude Codeの利用料は別) | 3,000〜 | 0〜 |
| 顧客管理 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 商談管理 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 自動化 | ◎(プロンプトで自由自在) | ◎ | ◯ |
| カスタマイズ性 | ◎(何でも作れる) | △ | △ |
| 学習コスト | 中 | 高 | 中 |
デメリット|Claude×Supabase CRMの弱点
デメリット1:最初の構築に半日ほどかかる
ゼロから作るため、手間取る分も含めて5時間程度は見ておきましょう(各ステップの見出しの時間を足すと3時間ほどです)。そのあとの小さな手直しなら、短い時間で済みます。
デメリット2:DB設計の基礎知識が少し必要
Claude Codeがテーブル設計を提案してくれるので、知識が少なくても始められます。提案の意味をClaude Codeに聞きながら理解しておくと、あとで直すときに困りにくくなります。
デメリット3:専門サポートがない
Salesforceのような専門の窓口やサポートはありません。困ったときは、Claudeに質問しながら解決していく形になります。
デメリット4:ノーコード担当者には少しハードル
SQLに触れる場面があるため、コードをまったく見たくない方には、HubSpotの無料プランのほうが合っているかもしれません。
それでもSupabase CRMを選ぶ理由
5年間のトータルコスト比較
| 選択肢 | 月額 | 5年総額 | カスタマイズ |
|---|---|---|---|
| Salesforce Starter Suite | 3,000円 | 180,000円 | △ |
| HubSpot Starter Customer Platform | 2,400円(月払い) | 144,000円 | △ |
| Claude×Supabase | 20ドル(Claude Proの利用料。Supabaseは0円) | 1,200ドル(約18万円) | ◎無制限 |
Salesforce・HubSpotは1人あたり月額(税抜)。Claude×Supabaseの円換算は1ドル=150円で計算した例です。料金は変わることがあるため、各社の公式ページで確認してください。
同じくらいの費用でも、自分に合わせて作り替えられる自由度が大きく違います。
Claude Codeはほかの作業にも使えるので、CRMのためだけに増える費用は0円と考えることもできます。
よくある質問(Q&A)
Q1. プログラミング未経験でも作れますか?
A. 作れる見込みは十分にあります。Claude Codeに「プログラミング未経験です」と伝えると、一つひとつのステップを丁寧に説明してくれます。
Q2. データのバックアップは?
A. Supabaseには、有料プランの追加機能としてPoint-in-Time Recovery(時点を指定した復元)があります。無料枠で使うなら、週1回Claude Codeに「CSVエクスポート」をお願いして、手元にも控えを残しておくと安心です。
Q3. セキュリティの設定が心配です
A. Supabaseでは標準でRLS(Row Level Security)が使えます。Claude Codeに「個人顧客データを守るRLS設定を書いて」と頼むと設定案を出してくれるので、意図どおりに守られているかを確かめてから使います。顧客の名前や連絡先をClaude Codeに読ませる場合は、学習への利用の設定も確認しておきましょう。
Q4. スマホでも使えますか?
A. はい。Webブラウザから、Supabaseの管理画面を開けます。スマホで見やすい画面(PWA)をClaude Codeに作ってもらう方法もあります。
まとめ|Excel卒業は5時間で可能
- Excelの顧客管理は、50件を超えるあたりから手間が増える
- Supabase無料枠+Claude CodeでCRMが作れる
- 構築は5ステップ・合計5時間ほどが目安
- 自動リマインド・売上予測までつなげられる
- SalesforceやHubSpotにある基本の機能を、自分に合わせて作れる
今のExcelの顧客リストを開いて、列の名前を書き出しておくと、テーブル設計を頼むときに役立ちます。

