日本で生成AIを使ったことがある人は58.8%(総務省・2025年度調査)。年代別の利用率、ほぼ毎日使う人の割合、米国・ドイツ・中国との比較を、公式データで整理します。
※本記事は広告・PRを含みます。2026年5月時点の情報をもとに作成しています。
この記事でわかること
- 日本で生成AIを使ったことがある人の割合(総務省の最新調査)
- 年代別の利用率と、ほぼ毎日使っている人の割合
- 米国・ドイツ・中国との比較と、使わない理由
先に結論:日本で生成AIを使ったことがある人は58.8%(2025年度調査)と1年で大きく伸びましたが、米国・ドイツ・中国と比べるとまだ低い水準です。年代による差も大きく、若い世代ほど使っている人が多い結果でした。まずは全体の数字から、順に見ていきましょう。
日本でAIを使っている人はどれくらいいるのか
生成AIという言葉をよく耳にするようになりましたが、実際に日本でAIを使っている人はどれくらいいるのでしょうか。総務省「令和8年版 情報通信白書(概要)」によると、2026年1〜2月に行われた2025年度調査で、何らかの生成AIサービスを「使っている(過去に使ったことがある)」と答えた人は58.8%でした。2024年度調査の26.7%、2023年度調査の9.1%から大きく伸びています。ただし、2025年度調査から15〜19歳が対象に加わっており、20歳以上に限ると52.2%です。
使う頻度を見ると、日本の利用経験者のうち「ほぼ毎日」使う人は約3割(1日1時間以上が11.1%、1時間未満が18.8%)でした。一方、画像・動画の生成AIを使ったことがある人は16.3%にとどまり、主に使われているのは文章を作るタイプの生成AI(55.0%)です。
海外と比べると、同じ調査で利用経験がある人は米国75.6%、ドイツ75.6%、中国93.6%で、日本は4か国の中で最も低い結果でした。
年代別の利用率:若い世代と中高年で大きな差があります
同じ調査で年代別に見ると、利用経験がある人は15〜19歳が91.7%で最も高く、20代78.2%、30代56.3%、40代49.0%、50代44.2%、60代33.5%と、年齢が上がるほど低くなります(出典:総務省「令和8年版 情報通信白書(概要)」)。
若い世代と60代では2倍以上の差があります。とはいえ、60代でも3人に1人が使ったことがある、という結果です。なお、この調査の対象は15〜69歳で、70代以上の数字はありません。

職場での利用:企業の多くが業務で使い始めている
職業別の利用率は、確かめられる公的な調査が見つからなかったため、この記事では載せていません。
職場での広がりを見ると、同じ白書の企業向け調査(日本の管理職以上が対象)で、自社の何らかの業務で生成AIを利用していると答えた割合は86.4%でした。2024年度調査(55.2%)から大きく上がっています(出典:総務省「令和8年版 情報通信白書(概要)」)。
生成AIをどんな存在と感じているか
用途別の利用率を示した公的な数字は確かめられなかったため、代わりに、同じ白書で「生成AIはどのような存在か」を尋ねた結果を紹介します。
日本では「機械・道具」(38.3%)が最も多く、「辞書・百科事典」(28.9%)、「秘書・アシスタント」(21.4%)が続きました。米国・中国では「友人」、ドイツでは「カウンセラー」が上位に入っており、日本では、調べものや作業の道具として使う人が多いことがうかがえます(出典:総務省「令和8年版 情報通信白書(概要)」)。
AIを使わない理由:何がハードルになっているのか
総務省「令和7年版 情報通信白書」(2024年度調査)で、文章生成AIを使っていない人に理由を尋ねたところ、最も多かったのは「自分の生活や業務に必要ない」で、次いで「使い方がわからない」でした。「魅力的なサービスがない」と答えた人も多く、使い始めるまでのハードルはまだ高いようです。
また、AIの回答には事実と違う内容が含まれることがあり、入力した情報の扱いにも注意がいります。使う前に、各サービスが入力データをどう扱うかの方針を確認しておくと安心です。
これから:AIは「気づかないうちに使う」ものへ
利用経験率は1年で26.7%から58.8%へと大きく伸びており、AIが当たり前の道具になっていく流れは続きそうです。
普及をさらに後押ししそうなのが、企業での導入、教育現場での活用、AIの使いやすさの向上、そしてAIを搭載したデバイスやアプリの増加です。すでにMicrosoftのCopilot、GoogleのGemini、AppleのApple Intelligenceなど、ふだん使うソフトウェアにAIが組み込まれています。
これからは「意識してAIを使う」のではなく、「気づかないうちにAIを使っている」時代になっていくかもしれません。メールの返信候補、写真の自動補正、スマートフォンの音声アシスタントなど、AIはすでに私たちの暮らしに静かに溶け込み始めています。
まとめ|AIを使っている人は何%?年代別の利用率

- 日本で生成AIを使ったことがある人は58.8%(総務省・2025年度調査)。前年度の26.7%から大きく伸びた
- 年代別では15〜19歳が91.7%で最も高く、60代は33.5%。年齢が上がるほど低い
- 利用経験者のうち「ほぼ毎日」使う人は約3割
- 米国・ドイツ(各75.6%)、中国(93.6%)と比べると、日本はまだ低い
- 使わない理由は「必要ない」「使い方がわからない」が上位(2024年度調査)
年代別の利用率から自分の年代の数字を見つけて、周りの人の使い方と比べてみると、数字がぐっと身近になります。
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