Claude CodeとGoogle Driveを連携するMCPサーバー設定マニュアル

学習

はじめに

このマニュアルでは、Claude CodeからGoogle Driveのファイルを参照・操作できるようにするための、MCPサーバー(@modelcontextprotocol/server-gdrive)の設定手順を解説します。

所要時間:約20〜30分
対象OS:macOS
必要なもの:Googleアカウント、Claude Codeインストール済み環境、Node.js(npx利用可能)


Google Drive MCP連携のメリット

Claude CodeとGoogle DriveをMCPで連携させることで、AIアシスタントとしてのClaude Codeの活用範囲が大きく広がります。設定前と設定後の違いを具体的に見ていきましょう。

1. ファイルをダウンロードせずに直接参照できる

これまではGoogle DriveのドキュメントをローカルにダウンロードしてからClaude Codeに読み込ませる必要がありました。MCP連携後は「このドキュメントを要約して」「このスプレッドシートのデータを分析して」と指示するだけで、DriveのファイルをClaude Codeが直接参照できます。

2. 常に最新のファイル内容を参照できる

ローカルにダウンロードしたファイルは更新されても手動で再取得する必要がありますが、MCP連携ではDrive上の最新の内容をリアルタイムで参照できます。チームで頻繁に更新される仕様書や議事録の確認に特に効果的です。

3. 多様なファイル形式に対応

Googleドキュメント・スプレッドシート・スライド・PDFなど、Google Driveに保存されているさまざまな形式のファイルを取り扱えます。仕様書・議事録・データファイルなどをそのままClaude Codeの作業コンテキストに組み込めます。

4. 作業フローをまるごとClaude Codeに集約できる

Drive上のドキュメントを参照しながらコードを書いたり、スプレッドシートのデータを元にレポートを作成したりと、これまで複数のツールを行き来していた作業をClaude Code一つにまとめられます。

5. 共有ドライブのファイルにもアクセスできる

個人のMy Driveだけでなく、チームで共有しているShared Driveのファイルにもアクセス可能です。チーム全体のナレッジをClaude Codeから活用できるため、組織全体の生産性向上につながります。


ステップ1:Google Cloud Consoleでプロジェクトを準備する

  1. Google Cloud Console(https://console.cloud.google.com/)にアクセスしてGoogleアカウントでログインする
  2. 画面上部のプロジェクト選択ドロップダウンをクリックし、既存プロジェクトを選択するか「新しいプロジェクト」を作成する

ステップ2:Google Drive APIを有効化する

  1. 左メニューの「APIとサービス」→「ライブラリ」をクリックする
  2. 検索欄に「Google Drive API」と入力して検索する
  3. Google Drive API」をクリックし、「有効にする」ボタンを押す

ステップ3:OAuth同意画面を設定する

「APIとサービス」→「認証情報」から「+認証情報を作成」→「OAuthクライアントID」をクリックすると、OAuth同意画面の設定が求められます。

  1. 「OAuth同意画面」のセクションで以下を入力する
    • アプリ名:任意(例:Claude Code Drive)
    • ユーザーサポートメール:自分のGmailアドレスを選択
    • デベロッパーの連絡先メールアドレス:自分のGmailアドレスを入力
  2. 保存して次へ」をクリックする(スコープ・テストユーザーのステップはスキップ可)
  3. 「対象」ページで「ユーザーの種類」が「外部」になっていることを確認する
  4. 「テストユーザー」セクションで「+ Add users」をクリックし、自分のGmailアドレスを追加する

ステップ4:OAuthクライアントIDを作成する

  1. 左メニューの「APIとサービス」→「認証情報」をクリックする
  2. +認証情報を作成」→「OAuthクライアントID」をクリックする
  3. 「アプリケーションの種類」のドロップダウンから「デスクトップ アプリ」を選択する
  4. 名前は任意(例:Claude Code)のまま「作成」ボタンを押す
  5. ポップアップが表示されたら「JSONをダウンロード」をクリックし、「完了」を押す

ステップ5:JSONファイルを所定の場所に移動する

ダウンロードしたJSONファイルをホームディレクトリに移動し、gcp-oauth.keys.json にリネームします。ターミナルで以下のコマンドを実行してください:

mv "/Users/ユーザー名/Downloads/client_secret_xxxxx.apps.googleusercontent.com.json" ~/gcp-oauth.keys.json

⚠️ ~/ ではなく /Users/ユーザー名/ の形式(絶対パス)で指定することを推奨します。


ステップ6:Google認証を実行する

ターミナルで以下のコマンドを実行します:

GDRIVE_OAUTH_PATH=/Users/ユーザー名/gcp-oauth.keys.json npx @modelcontextprotocol/server-gdrive auth
  1. ブラウザが自動で開き、Googleアカウントでログインする
  2. 「このアプリはGoogleで確認されていません」という警告が表示された場合は「続行」をクリックする
  3. アクセス許可を確認して「許可」をクリックする
  4. ターミナルに「Credentials saved. You can now run the server.」と表示されれば認証完了

ステップ7:Claude CodeにMCPサーバーを登録する

Claude Codeのターミナルで以下のコマンドを実行します:

claude mcp add gdrive -- npx -y @modelcontextprotocol/server-gdrive

次に、~/.claude.json を開き、登録された gdrive サーバーの env セクションを以下のように更新します:

"gdrive": {
  "type": "stdio",
  "command": "npx",
  "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-gdrive"],
  "env": {
    "GDRIVE_OAUTH_PATH": "/Users/ユーザー名/gcp-oauth.keys.json",
    "GDRIVE_CREDENTIALS_PATH": "/Users/ユーザー名/.gdrive-server-credentials.json"
  }
}

ステップ8:Claude Codeを再起動して動作確認する

  1. Claude Codeを一度終了する
  2. Claude Codeを再起動する
  3. 「Google Driveのファイルを一覧表示して」などと話しかけて、ファイルが取得できれば設定完了

トラブルシューティング

エラー:403 org_internal

OAuth同意画面の「ユーザーの種類」が「内部」になっている場合に発生します。「外部」に変更し、テストユーザーに自分のGmailアドレスを追加してください。

エラー:Cannot find module gcp-oauth.keys.json

環境変数 GDRIVE_OAUTH_PATH~/ を使うと展開されない場合があります。/Users/ユーザー名/ の絶対パスで指定してください。

認証トークンの期限切れ

一定期間後にトークンが失効した場合は、ステップ6のコマンドを再実行して再認証してください。


まとめ

ステップ作業内容
1Google Cloudプロジェクトの準備
2Google Drive APIの有効化
3OAuth同意画面の設定・テストユーザー追加
4OAuthクライアントID(デスクトップアプリ)の作成・JSONダウンロード
5JSONファイルを ~/gcp-oauth.keys.json に移動
6npx @modelcontextprotocol/server-gdrive auth で認証実行
7Claude Codeに gdrive MCPサーバーを登録・環境変数設定
8Claude Code再起動・動作確認
タイトルとURLをコピーしました